英語の4技能(読む・聞く・話す・書く)の中で、日本人が最も苦手とするのがライティングではないでしょうか。TOEICにはライティングセクションがないため、意識して練習しない限り鍛える機会がほとんどありません。
私(まい)も一番後回しにしてしまったのがライティングでした。英語日記に「Today was good.」しか書けなくて、これで勉強になっているのか不安でした。でも、正しいやり方で続けるうちに少しずつ書ける量が増えていったんです。
ビジネスでの英語メール、SNSでの英語投稿、英検やIELTSのライティング試験…書く力が求められる場面は実はたくさんあります。この記事では、独学でも効果的にライティング力を伸ばす勉強法を目的別に紹介していきますね。

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なぜ日本人は英語ライティングが苦手なのか
アウトプットの機会がとても少ない
日本の英語教育は長らくインプット中心でした。読む・聞くは学校でやりますが、書く練習はほとんどしません。大学受験でも、自由英作文が出題される大学はまだ少数派です。
日本語と英語の「論理構造」が違う
英語のライティングは「結論→理由→具体例→結論」という直線的な構造が基本です。対して日本語は「背景→詳細→結論」という構造が多いですよね。この違いを意識しないと、英語で書いても日本語の思考パターンになってしまいます。
「正しく書かなきゃ」というプレッシャー
スピーキングなら多少のミスは流れていきますが、ライティングは文字として残ります。だから「間違えたらどうしよう」と慎重になりすぎて、結局書けない…というパターンに陥りがちです。
ライティング力を鍛える5つの勉強法
1. 英語日記(ジャーナリング)
最も手軽で効果的な方法です。毎日3~5文の英語日記を書くだけでOK。
ルールはシンプルです:
- その日あったことを英語で書く
- 最初は3文からスタート
- 辞書やAIを使ってOK
- 完璧じゃなくていい、書くことが大事
慣れてきたら、感情や意見も書いてみましょう。「Today was a busy day.」から始めて、「I think our team needs better communication.」のような意見文まで書けるようになれば、かなりのレベルアップです。
2. 写経(英文の書き写し)
「書き写すだけ?」と思うかもしれませんが、これがかなり効果的です。好きな英文記事やエッセイを手書きで書き写すことで、英語の文章構造、接続詞の使い方、コロケーション(単語の自然な組み合わせ)が身につきます。
おすすめの素材としては以下があります:
- TEDトークのスクリプト
- 有名なスピーチ(スティーブ・ジョブズのスタンフォード演説など)
- 好きな洋書の一節
3. パラフレーズ練習
同じ意味を違う表現で書き直す練習です。ライティングの表現力が格段に上がります。
例:
- 原文:The test was very difficult. → 書き換え:The test was extremely challenging.
- 原文:Many people like coffee. → 書き換え:Coffee is popular among a large number of people.
これを繰り返すことで、同じことを複数の方法で表現できるようになります。英検やIELTSのライティングでは語彙の多様性が評価されるため、この練習は試験対策にも直結しますよ。
4. テンプレートを覚える
英語のライティングには「型」があります。特にアカデミックライティングやビジネスメールでは、決まったパターンを覚えておくととても楽になります。
意見文の基本テンプレート:
- Introduction(導入):I believe that ~ / In my opinion, ~
- Body 1(理由1):First of all, ~ / One reason is that ~
- Body 2(理由2):In addition, ~ / Furthermore, ~
- Conclusion(結論):In conclusion, ~ / To summarize, ~
ビジネスメールのテンプレート:
- 挨拶:I hope this email finds you well.
- 用件:I am writing to inquire about ~
- 詳細:Could you please ~
- 締め:I look forward to hearing from you.

5. 添削を受ける
書きっぱなしでは上達しません。フィードバックをもらうことが超重要です。
添削の手段としては以下があります:
- AI添削ツール:Grammarlyなどで文法ミスをチェック
- オンライン添削サービス:ネイティブに添削してもらえるサービス
- 言語交換アプリ:HelloTalkやTandemで、日本語を学びたい英語話者と交換添削
- ChatGPTなどのAI:英作文を貼り付けて「Please correct my English and explain the mistakes」と頼む
目的別ライティング勉強法
ビジネスメール
ビジネスメールは「定型表現」を覚えるのが最短ルートです。シーン別(依頼、お詫び、確認、提案など)のフレーズ集を1つ用意して、必要なときに参照しながら書きましょう。そのうち自然と覚えていきます。
Grammarlyのブログにはビジネスライティングのコツが多数掲載されていて参考になります。
英検・IELTSのライティング
試験のライティングは「採点基準を知ること」が第一歩です。英検なら、内容・構成・語彙・文法の4観点で採点されます。IELTSも同様の基準があります。
対策としては以下の流れがおすすめです:
- 模範解答をたくさん読む
- テンプレートを覚える
- 時間を測って書く練習をする
- 書いたものを添削してもらう
SNS・カジュアルな英語
X(旧Twitter)やInstagramで英語で投稿するのも立派なライティング練習です。フォーマルな英語とは違うカジュアルな表現が学べますし、「いいね」やコメントがもらえるとモチベーションも上がりますよ。
ライティングで使える便利ツール
文法チェックツール
- Grammarly:定番の文法チェッカーです。無料版でも基本的な文法ミスは検出できます
- LanguageTool:オープンソースの文法チェッカーです。Grammarlyの代替として人気があります
類語辞典
- Thesaurus.com:英語の類語辞典です。同じ単語の繰り返しを避けたいときに便利ですよ
コーパス(用例検索)
- COCA(Corpus of Contemporary American English):実際に使われている英語の用例を検索できます。「この表現、本当にネイティブは使うの?」という疑問を解決してくれますよ
Grammarlyの無料版で文法チェック → Thesaurus.comで語彙の多様化 → COCAで表現の自然さを確認。この3ステップで、独学でもかなり質の高いライティングができるようになります。
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よくある間違いと改善ポイント
日本人が犯しやすいライティングミス
- 冠詞(a/the)の抜け:日本語にない概念なので難しいですが、「特定のものならthe、不特定ならa」と覚えておきましょう
- 主語の省略:日本語は主語を省略しますが、英語は基本的に省略しません
- 時制の不一致:過去の話をしているのに途中で現在形になるパターンです
- 直訳的な表現:「I became to like English」のような日本語直訳は不自然です。「I came to like English」が正解です
冠詞(a/the)のミスは日本人学習者に最も多いエラーです。ネイティブスピーカーはこのミスに敏感なので、特にビジネスメールでは注意しましょう。迷ったときはGrammarlyでチェックするのが確実です。
ライティング上達のロードマップ
レベル1(初心者):まず書く習慣をつける
英語日記3行から始めましょう。文法ミスは気にしません。AI添削ツールでチェックする程度でOKです。
レベル2(初中級):構成を意識する
テンプレートを使って、200語程度のパラグラフを書く練習です。序論・本論・結論の3部構成を意識しましょう。
レベル3(中級):表現の幅を広げる
パラフレーズ練習で表現力を磨きます。複雑な文構造(関係代名詞、分詞構文など)も使えるようにしていきましょう。
レベル4(上級):ネイティブレベルを目指す
エッセイや記事を書く段階です。ネイティブの添削を受けて、自然な表現を身につけましょう。
まとめ
英語ライティングの上達に必要なのは、結局のところこの3つです。
- 毎日書く(量の確保)
- フィードバックをもらう(質の向上)
- 良い英文をたくさん読む(インプットとアウトプットの両輪)
まずは今日から英語日記を3行書いてみましょう。「What did I do today?」に答えるだけでいいんです。最初の1行が、ライティング上達への大きな一歩になりますよ。

※記事執筆時点での情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
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