「TOEFL、独学でスコア取れるかな…?」と不安に感じている方は多いのではないでしょうか。留学や大学院進学に必要なTOEFL iBTですが、スクールに通う時間もお金もないという方でも、独学で十分にスコアアップは可能です。
実際、正しい勉強法で取り組めば、忙しい社会人でも工夫次第でしっかり結果を出せます。セクションごとに出題傾向が異なるため、それぞれに合った対策を立てることが重要です。
この記事では、TOEFLを独学で攻略するための勉強法を、セクション別に具体的に解説していきます。目標スコアに合わせたスケジュール例やおすすめ教材も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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まずはTOEFL iBTの基本を押さえよう
試験の構成
TOEFL iBTは4つのセクションで構成されています。
- Reading:学術的な文章の読解(35分)
- Listening:講義や会話の聞き取り(36分)
- Speaking:4つのタスクでスピーキング(16分)
- Writing:2つのタスクでライティング(29分)
各セクション30点満点、合計120点満点です。リニューアル以降、試験時間は約2時間とコンパクトになりました。
目標スコアの目安
- 60〜70点:一部の語学学校・学部留学の最低ライン
- 80点:多くの大学学部課程の出願要件
- 100点:トップ大学・大学院の出願要件
- 110点以上:最難関大学・MBA
独学の第一歩:現在のスコアを把握する
無料の模擬テストを受ける
ETS公式サイトで無料の模擬テストが提供されているので、まずはこれを受けて自分の現在地を知りましょう。
各セクションのスコアを確認して、一番低いセクションから集中的に対策するのが効率的です。全セクション均等に勉強するよりも、弱点を潰した方がトータルスコアは伸びやすくなります。
現状スコア別の目標設定
- 現在40〜50点 → 80点目標:基礎力の底上げが必要(3〜6ヶ月)
- 現在60〜70点 → 80点目標:弱点セクションの集中対策(2〜3ヶ月)
- 現在70〜80点 → 100点目標:全セクションのレベルアップ(3〜6ヶ月)
セクション別攻略法:Reading
Readingの特徴
学術的なトピック(自然科学、社会科学、芸術など)の長文を読んで設問に答えます。1パッセージ約700語で、学術英語の語彙力と速読力が求められるセクションです。
独学での対策法
1. 学術系の語彙を強化する
TOEFLのReadingで最大の壁は語彙です。日常英語ではなく「学術英語」の語彙が必要になります。TOEFL用の単語帳を1冊完璧にしましょう。目安は3,000〜4,000語です。
2. パラグラフごとの要旨を掴む練習
TOEFLの長文は、パラグラフごとに1つのメインアイデアがあります。全文を精読するのではなく、各段落の最初と最後の文に注目して、要旨を素早く掴む練習をしましょう。
3. 設問パターンを覚える
TOEFLのReading設問にはパターンがあります。語彙問題、指示語問題、推論問題、要約問題など。各パターンの解き方を覚えれば、解答スピードが格段に上がります。

4. 時間を計って解く
本番では時間との戦いです。練習の段階から常に時間を計って、本番のペース配分に慣れておきましょう。
セクション別攻略法:Listening
Listeningの特徴
大学の講義や学生同士の会話を聞いて設問に答えます。音声は1回しか流れないため、集中力とメモ取りスキルが重要です。
独学での対策法
1. アカデミックリスニングに慣れる
日常英語のリスニングとTOEFLのリスニングは別物です。大学の講義スタイルの英語に慣れるために、TED TalksやCourseraの無料講座を活用しましょう。通勤中にTED Talksを聴く習慣をつけると、リスニング力が飛躍的に伸びます。
2. ノートテイキングを練習する
TOEFLのListeningでは、音声を聞きながらメモを取ることが許可されています。メモの取り方がスコアに直結するため、略語や記号を使った効率的なメモ術を身につけましょう。
- 矢印(→)で因果関係
- 星印で重要ポイント
- 略語(ex = example, b/c = because)
3. ディクテーションで精聴力を鍛える
音声を聞いて書き取る「ディクテーション」は地味ですが効果絶大です。聞き取れない音を可視化できるため、弱点がハッキリわかります。
4. 1.2倍速で練習する
普段の練習を1.2倍速でやっておくと、本番が楽に感じられます。ただし、最初は等速から始めて、聞き取れるようになってからスピードを上げましょう。
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セクション別攻略法:Speaking
Speakingの特徴
マイクに向かって話す形式です。4つのタスクがあり、それぞれ15〜30秒の準備時間の後、45〜60秒で回答します。独学で一番対策しにくいセクションといえます。
独学での対策法
1. テンプレートを用意する
Speakingは時間が短いため、回答の「型」を決めておくのが鉄則です。
- Task 1(独立タスク):意見 → 理由1 → 具体例 → 理由2 → 具体例
- Task 2〜4(統合タスク):要約 → 詳細 → 関連づけ
2. 毎日録音して聞き直す
スマホの録音機能を使って、毎日最低3つのスピーキング練習をしましょう。録音を聞き直すと、自分の弱点(発音、文法ミス、フィラーの多さなど)がよくわかります。
3. 時間感覚を身につける
45秒・60秒がどれくらいの長さか、体感で覚えることが大事です。タイマーを使って練習を繰り返し、時間内に言い切る感覚を掴みましょう。
4. 独り言を英語でする
通勤中や家事をしながら、頭の中で英語で考える・独り言を言う練習をしましょう。英語の「瞬発力」が鍛えられます。
セクション別攻略法:Writing
Writingの特徴
2つのタスクがあります。
- Integrated Writing:読んで聞いて書く(20分)
- Academic Discussion:オンライン掲示板形式で意見を書く(10分)
独学での対策法
1. エッセイの型を覚える
Integrated Writingには決まった型があります。
- イントロ:Reading と Lecturing の関係を述べる
- ボディ1〜3:各ポイントについてReadingの主張→Lectureの反論を書く
この型を覚えて何度も練習すれば、安定して高スコアが取れます。
2. パラフレーズ力を鍛える
Readingの文章をそのまま写すのは減点対象です。同じ内容を別の表現で言い換える(パラフレーズする)スキルが必須です。同義語やフレーズの言い換えパターンをストックしておきましょう。
3. タイピング速度を上げる
TOEFLのWritingはPC入力です。制限時間内にある程度の文字数を書くには、最低でも1分間に40語くらいのタイピング速度が必要です。英語のタイピング練習も並行してやっておきましょう。
4. 添削を受ける
Writingだけは自分で評価するのが難しいセクションです。AI添削ツールや、Lang-8のような相互添削サイトを活用して、第三者のフィードバックをもらいましょう。
独学のスケジュール例(3ヶ月で80点を目指す場合)
1ヶ月目:基礎固め
- 毎日:TOEFL単語50語ずつ暗記
- 毎日:リスニング30分(TED Talks等)
- 週3回:Reading問題集1パッセージ
- 週2回:Speaking練習(録音・聞き直し)
- 週1回:Writing練習(1エッセイ)
2ヶ月目:実践演習
- 毎日:単語復習+新規30語
- 毎日:リスニング+ディクテーション30分
- 週4回:Reading問題集2パッセージ(時間を計って)
- 週3回:Speaking練習(テンプレートを使って)
- 週2回:Writing練習(添削あり)
3ヶ月目:模試+弱点対策
- 週1回:フル模試を受ける
- 弱点セクションの集中対策
- 時間配分の最終調整
- 本番環境に近い状態でリハーサル

独学におすすめの教材・ツール
必須教材
- ETS公式問題集(Official Guide):問題の傾向を掴むには公式が一番
- TOEFL用単語帳:学術語彙に特化したものを1冊
- ETS公式模擬テスト:本番と同じ形式で実力チェック
無料で使えるツール
- ETS公式サイトの無料リソース
- TED Talks(リスニング練習に最適)
- Coursera・edXの無料講座(アカデミック英語に慣れる)
- 英語タイピング練習サイト
独学で陥りがちなワナ
ワナ1:教材を買いすぎる
教材は公式問題集+単語帳+弱点対策の問題集の3冊あれば十分です。あれこれ手を出すと、どれも中途半端になります。
ワナ2:得意セクションばかり勉強する
Readingが得意だからReadingばかりやる…これだとトータルスコアは伸びません。苦手セクションにこそ時間をかけましょう。
ワナ3:本番環境で練習しない
部屋でリラックスして解くのと、本番のプレッシャーの中で解くのは全然違います。模試は必ず本番と同じ条件(時間制限、休憩なし、ヘッドセット使用)で受けましょう。
まとめ:TOEFLは独学でも攻略できる
TOEFLの独学は決して楽ではありませんが、正しい方法でコツコツ続ければ必ず結果が出る試験です。
大事なポイントをおさらいしましょう。
- まずは模擬テストで現在地を把握
- 弱点セクションから集中的に対策
- 各セクションの型とテンプレートを覚える
- 教材は厳選して1冊を完璧にする
- 模試で本番環境に慣れる
留学という夢に向かって、今日から一歩ずつ進んでいきましょう。独学でもやり方次第で十分にスコアは伸ばせます。TOEFL Go Anywhereでは世界中の大学のTOEFLスコア要件も検索できるので、目標設定の参考にしてみてください。
※記事執筆時点での情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
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