「子どもをインターナショナル幼稚園に通わせたいけど、費用がどのくらいかかるか心配…」そんな方に向けて、インターナショナル幼稚園(プリスクール)の費用相場をわかりやすく解説します。
インターナショナル幼稚園の年間費用は100万〜250万円程度と、一般的な幼稚園と比べると高額です。しかし、幼児教育無償化の補助金や園の種類によって実際の負担額は大きく異なります。この記事では費用の内訳、一般幼稚園との比較、選び方のポイントまで詳しくお伝えします。

インターナショナル幼稚園(プリスクール)とは
一般的な幼稚園との違い
インターナショナル幼稚園(プリスクール)は、園内の生活や教育がすべて、または大部分が英語で行われる幼児教育施設です。一般的な幼稚園との最大の違いは、日常生活すべてが英語環境であること。朝の挨拶から給食、お遊び、お昼寝まで英語で過ごすため、自然な形で英語を吸収できます。
ただし、「インターナショナルスクール」と「インターナショナルプリスクール」は厳密には異なります。本格的なインターナショナルスクールは国際的なカリキュラム(IB等)を採用し、各種認定を受けている施設です。プリスクールの中には認可外保育施設として運営しているところも多くあります。
インターナショナル幼稚園の種類
- フルタイム型:月〜金曜日、1日4〜8時間英語環境で過ごす
- 曜日選択型:週2〜3日だけ通う形式。費用を抑えられる
- サタデースクール型:土曜日だけ通う。平日は通常の幼稚園に通える
- アフタースクール型:幼稚園終了後の午後に英語プログラムに参加する
インターナショナル幼稚園の費用相場
年間費用の目安
インターナショナルプリスクールの年間費用は80万〜250万円程度が相場です。園のタイプや地域によって大きく異なります。
- フルタイム型(週5日):年間150万〜250万円
- 曜日選択型(週2〜3日):年間80万〜150万円
- サタデースクール型:年間30万〜60万円
- アフタースクール型:年間40万〜80万円
費用の内訳
インターナショナル幼稚園にかかる費用は、月謝だけではありません。以下のような費用が発生します。
- 入園料(入学金):10万〜30万円(初回のみ)
- 授業料:月額8万〜20万円
- 施設維持費:年間5万〜15万円
- 教材費:年間3万〜10万円
- スクールバス代:月額1万〜3万円
- 給食費:月額5,000円〜15,000円
- 制服代・備品代:3万〜8万円
- イベント費:年間1万〜5万円

一般的な幼稚園との費用比較
公立幼稚園の場合
公立幼稚園は幼児教育無償化により、3〜5歳児の保育料が無料になります。実際に負担するのは給食費、教材費、PTA会費など年間5万〜10万円程度です。
私立幼稚園の場合
私立幼稚園は月額25,700円まで無償化の補助があり、実質的な自己負担額は年間20万〜50万円程度です。
インターナショナル幼稚園の場合
認可外保育施設として認定を受けている場合、3〜5歳児は月額37,000円(年額444,000円)を上限に補助金を受けられます。ただし補助金を差し引いても、年間100万円以上の自己負担が発生するのが一般的です。
3年間のトータルコスト比較
- 公立幼稚園:約15万〜30万円(3年間)
- 私立幼稚園:約60万〜150万円(3年間)
- インターナショナル幼稚園(フルタイム):約400万〜700万円(3年間)
幼児教育無償化制度と補助金
対象となる条件
インターナショナル幼稚園でも、以下の条件を満たせば幼児教育無償化の対象になります。
- 認可外保育施設として自治体に届出をしている
- 「保育の必要性」の認定を受けている(共働き等の要件)
補助金の上限額
- 3〜5歳児:月額37,000円(年額444,000円)が上限
- 0〜2歳児(住民税非課税世帯):月額42,000円が上限
すべてのインターナショナル幼稚園が無償化の対象とは限りません。園によっては認可外保育施設の届出をしていないケースもあるため、入園前に必ず確認しましょう。また、自治体独自の補助制度がある場合もあるので、お住まいの地域の情報も調べておくことをおすすめします。
インターナショナル幼稚園のメリット・デメリット
メリット
- 英語環境に長時間浸れるため、自然な英語力が育つ
- 異文化に触れることで国際感覚が身につく
- 多様性への理解が自然に育まれる
- 英語での思考力やコミュニケーション力が発達する
- 将来のインターナショナルスクール進学がスムーズ
デメリット
- 費用が高額で経済的負担が大きい
- 日本語の発達に影響が出る可能性がある
- 小学校進学時に日本の学校への適応に時間がかかることも
- 認可外施設の場合、行政の監督が限定的
- 卒園後に英語環境が途切れると英語力が低下しやすい

費用を抑えてインターナショナル教育を受ける方法
曜日選択型を活用する
週5日通う必要がなければ、週2〜3日のコースを選ぶことで費用を半額近くに抑えられます。残りの日は一般の幼稚園に通わせて、日本語環境も確保する「二刀流」スタイルも検討の価値があります。
サタデースクールを利用する
土曜日だけのプログラムなら年間30万〜60万円程度で、英語環境での学びを体験できます。平日は通常の幼稚園に通いながら、週末にプラスアルファで英語教育を受ける形です。
英語学童(アフタースクール)を活用する
幼稚園卒園後の午後に英語プログラムに参加する方法です。フルタイムのプリスクールより費用が抑えられつつ、まとまった英語時間を確保できます。
オンライン英会話との併用
週2〜3日のプリスクール+残りの日にオンライン英会話を組み合わせることで、費用を抑えながら毎日英語に触れる環境を作れます。
インターナショナル幼稚園を選ぶときのチェックリスト
- 認可外保育施設として届出をしているか(無償化の対象になるか)
- 講師の資格・経験は十分か(教員免許、TEFL/TESOL等)
- 日本語教育の時間も確保されているか
- 少人数制か(講師1人あたりの子ども数)
- カリキュラムの内容(遊び中心か、学習要素も含むか)
- 卒園後の進路実績
- 保護者へのフィードバック体制
- 安全対策・防災体制
- 送迎バスの有無とルート
- 体験入園の有無

インターナショナル幼稚園の「隠れコスト」に注意
パンフレ���トに載っている費用以外にも、実際に通い始めると想定外の出費が発生することがあります。事前に確認しておきたい隠れコストを紹介します。
季節イベント関連費用
ハロウィンやクリスマスなど、海外行事のイベントが充実している園が多いです。衣装代やイベント参加費が都度発生することがあります。年間で1万〜5万円程度を見込んでおきましょう。
課外活動・習い事の追加費用
園内でバレエ、体操、アート、音楽などのオプションプログラムを提供している場合があります。これらは別途費用がかかり、1つあたり月額5,000円〜15,000円程度です。
長期休暇中のサマースクール
夏休みや冬休みの間、通常の保育がない代わりにサマースクールやウィンタースクールが開催されることがあります。参加費は1週間で3万〜8万��程度と高額になることもあるので、年間の総費用に含めて計算しておきましょう。
卒園後の英語維持コスト
卒園後に英語力を維持するための費用も長期的な計画に入れておく必要があります。英語学童やオンライン英会話、英語の塾などに通う場合、月額1万〜5万円の追加費用が継続的に発生します。インターナショナル幼稚園の3年間だけでなく、その後10年以上の英語教育費も含めたトータルの教育投資として考えることが大切です。
よくある質問(Q&A)
Q. インターナショナル幼稚園に通えば英語がペラペラになる?
園にいる間は英語力が伸びますが、卒園後に英語環境がなくなると急速に忘れてしまうケースが多いです。卒園後もオンライン英会話や英語学童などで英語に触れ続ける環境を維持することが重要です。
Q. 日本語の発達に悪影響はない?
週5日フルタイムで通う場合、家庭での日本語コミュニケーションが減ると日本語の発達に影響が出る可能性はあります。ご家庭で意識的に日本語での読み聞かせや会話の時間を確保しましょう。週2〜3日の通学であれば、日本語への影響は限定的です。
Q. 卒園後は日本の小学校に入れる?
はい、問題なく入学できます。ただし、日本語の読み書きに不安がある場合は、入学前に準備が必要なこともあります。多くのインターナショナル幼稚園では、年長クラスで小学校入学準備の時間を設けています。
Q. 共働き家庭でも通わせられる?
預かり時間が長い(8時〜18時程度)園も増えています。ただし、一般的な認可保育園ほど柔軟ではないケースもあるため、延長保育の有無や時間帯を事前に確認しましょう。
まとめ
インターナショナル幼稚園の費用について、ポイントをまとめます。
- 年間費用の相場は80万〜250万円。フルタイム型ほど高額
- 幼児教育無償化で月額37,000円の補助を受けられる可能性あり
- 曜日選択型やサタデースクールで費用を抑える選択肢もある
- 卒園後の英語維持計画もセットで考えることが重要
- 必ず複数園を見学し、費用の内訳を全て確認してから決める
高額な投資になるからこそ、お子さんの性格や家庭の状況、将来の進路計画を踏まえた上で慎重に判断しましょう。
参考情報:


