就職活動で英語力をアピールしたいけれど、「どの資格を取ればいいのかわからない」と悩んでいる大学生は多いのではないでしょうか。
英語の資格試験にはTOEIC・英検・TOEFL・IELTSなどさまざまな種類があり、それぞれ企業からの評価ポイントや活用シーンが異なります。せっかく時間をかけて勉強するなら、就活で実際に評価される資格を効率よく取得したいですよね。
この記事では、大学生が就活に向けて取得すべき英語資格の選び方から、業界別に求められるスコアの目安、効果的な対策方法まで網羅的に解説します。

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大学生が就活で取るべき英語資格の全体像
日本の就職活動で評価される英語資格は、大きく分けて以下の4つです。
- TOEIC L&R:日本企業で最も認知度が高く、約7割以上の企業が採用時に参考にしている
- 英検(実用英語技能検定):日本国内での知名度が高く、準1級以上で高評価
- TOEFL iBT:留学経験者や外資系志望者に有利
- IELTS:グローバル企業やイギリス系企業で評価される
IIBC(TOEICの運営元)が実施した調査によると、採用時にTOEICスコアを要件・参考にしている企業は全体の約7割にのぼります。就活での汎用性を重視するなら、まずTOEICの取得が最優先と言えるでしょう。
TOEIC|就活で最も評価される英語資格
企業が求めるTOEICスコアの目安
TOEICのスコアは業界や職種によって求められるレベルが異なります。以下が一般的な目安です。
- 一般企業の応募条件:600点以上
- 大手企業・総合職:700点以上
- 外資系企業・グローバル部門:800点以上
- 海外駐在・外資系管理職:860点以上
IIBCの公開データによると、企業が社員に期待するスコアは技術部門で平均560点、営業部門で平均580点、海外部門で平均705点となっています。つまり、600点を超えれば履歴書に堂々と書けるレベルと考えて問題ありません。
TOEICを就活に活かすための対策法
大学生がTOEICのスコアを効率よく伸ばすためのポイントを整理します。
- 目標スコアを先に決める:志望業界に合わせて600点・730点・800点のどれを狙うか明確に
- 公式問題集を繰り返す:本番と同じ形式に慣れることが最短ルート
- リスニングから伸ばす:Part1〜4はパターン化しやすく、短期間でスコアアップが期待できる
- 毎日30分の学習を習慣化:一気にやるよりもコツコツが効果的

英検|準1級以上で高い評価を獲得
英検のメリットと就活での評価
英検はTOEICと並んで日本国内での認知度が高い試験です。就活で評価されるのは2級以上で、特に準1級を持っていると多くの企業で高い英語力の証明になります。
英検とTOEICの大きな違いは、英検が4技能(読む・書く・聞く・話す)を測定する点です。近年はスピーキング力を重視する企業も増えているため、英検準1級は「実践的な英語力がある」というアピールにつながります。
英検のスコア換算目安
- 英検2級 ≒ TOEIC 550〜600点
- 英検準1級 ≒ TOEIC 740〜820点
- 英検1級 ≒ TOEIC 900点以上
英検を受ける場合は、就活で本格的にアピールするなら準1級を目標にするのがおすすめです。2級は「高校卒業レベル」とみなされるため、大学生としては物足りない印象を与えることがあります。
TOEFL iBT|留学経験者・外資系志望者向け
TOEFLが評価される場面
TOEFLはアカデミックな英語力を測定する試験で、主に以下のような場面で評価されます。
- 外資系コンサルティングファーム
- 国際機関やNGO
- 海外大学院への進学を視野に入れた企業(研究開発部門など)
- 交換留学制度のある企業
TOEFLのスコア目安は、80点以上で英語力のアピールに有効、100点以上で外資系トップ企業への応募に十分とされています。
TOEFLとTOEICの使い分け
日系企業中心の就活ならTOEICのほうが広く認知されています。一方、留学経験がありTOEFLのスコアを持っている場合は、併記することで「実践的な英語力」をアピールできます。

IELTS|グローバル企業で通用する英語力の証明
IELTSはイギリス・オーストラリアを中心に世界中で認められている試験で、グローバルな環境で働きたい方に適しています。
日本の就活市場ではTOEICほどの認知度はありませんが、外資系企業やグローバル展開を進める大手企業では評価されることがあります。バンドスコア6.5以上(TOEIC換算で約800〜870点相当)であれば、英語力の証明として十分なレベルです。
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業界別|就活で必要な英語資格とスコア目安
志望する業界によって、評価される資格とスコアは異なります。以下を参考に目標を設定しましょう。
商社・貿易業界
商社は英語力が業務に直結するため、TOEIC730点以上が目安です。総合商社では800点以上を目指す学生も多く、英語面接が実施されることもあります。
メーカー・IT業界
メーカーやIT企業では600〜700点が一般的なボーダーラインです。ただし、グローバル展開している企業(ソニー・トヨタ・楽天など)は730点以上が望ましいとされています。
金融・コンサルティング業界
外資系金融やコンサルではTOEIC860点以上やTOEFL100点以上が期待されます。日系の大手銀行・証券でも700点以上が評価対象になるケースが多いです。
公務員・教育・メディア
公務員試験ではTOEIC加点制度を導入している自治体があり、英検準1級以上で加点されることもあります。NHKや出版社なども英語力を重視する傾向が強まっています。

英語資格を効率よく取得するためのスケジュール
就活スケジュールから逆算した、おすすめの取得タイミングを紹介します。
大学1〜2年生
- まずは英検2級またはTOEIC500〜600点を目標に基礎固め
- 大学の授業と並行して単語帳やリスニング教材に取り組む
- 留学を検討しているならTOEFL・IELTSの対策を開始
大学3年生の春〜夏
- TOEIC目標スコア(600〜800)を取得する最終期限
- インターンのESに書けるスコアを確保しておく
- 英検準1級に挑戦するなら夏〜秋の試験がラストチャンス
大学3年生の秋〜4年生
- スコアが足りない場合のリベンジ受験
- 面接で英語力を聞かれた際の回答準備
TOEICのスコアは受験日から2年間が有効期限とされるのが一般的です。大学1年で取った高スコアが就活時に2年以上経過していると、企業によっては現在の実力とみなされないことがあります。3年生で再受験しておくと安心です。
英語資格以外にアピールできるポイント
資格のスコアだけでなく、以下のような経験と組み合わせることで説得力が増します。
- 留学・海外インターン:実務で英語を使った経験は非常に高評価
- 英語でのプレゼン経験:ゼミや学会で英語発表した実績
- ボランティア通訳:地域のイベントで外国人対応した経験
- 英語ブログ・SNS発信:自発的に英語を使っている姿勢のアピール
面接では「なぜその資格を取ったのか」「英語をどう活かしたいのか」をストーリーとして語れると、スコア以上に好印象を与えられます。

よくある質問(Q&A)
Q. TOEICと英検、どちらを先に受けるべき?
就活だけを考えるならTOEICが優先です。日本企業の約7割が採用時にTOEICスコアを参考にしており、認知度と汎用性ではTOEICがとても高いです。ただし、スピーキング力も示したい場合は英検準1級を併せて取得すると効果的です。
Q. TOEIC何点から履歴書に書ける?
一般的には600点以上が履歴書に記載する目安です。500点台では「英語が得意」とはみなされにくいため、少なくとも600点をクリアしてから記載するのが無難でしょう。
Q. TOEICのスコアに有効期限はある?
公式には有効期限は定められていませんが、多くの企業では「2年以内のスコア」を目安にしています。古いスコアだと現在の実力を反映していないと判断される可能性があるため、就活前に再受験しておくと安心です。
Q. 英語が苦手でもTOEIC600点は取れる?
適切な対策をすれば十分可能です。公式問題集を中心に3ヶ月程度集中して取り組めば、400点台から600点へのスコアアップは十分現実的な目標です。まずはリスニングパートから固めていくのがコツです。
まとめ
就活で英語力をアピールするなら、まずはTOEIC600点以上を目指すのが王道です。そのうえで志望業界に合わせて730点や800点にステップアップし、必要に応じて英検準1級やTOEFLを併用するのが効率的な戦略です。
大事なのは「いつまでに何点必要か」を逆算して計画的に対策すること。大学3年生の春までにはスコアを確保しておくのが理想です。
英語力は就活だけでなく、入社後のキャリアアップにも直結するスキルです。今から取り組めば、将来の選択肢が大きく広がるでしょう。
参考リンク:IIBC データでみるTOEIC Tests(公式)|日本英語検定協会 公式サイト|ETS TOEFL公式サイト
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