TOEIC Part5は「短文穴埋め問題」で、全30問あります。文法と語彙の知識が問われるパートです。
実はこのPart5、TOEICで最もスコアアップしやすいパートと言われています。なぜなら、出題パターンが決まっているため、対策すればするほど正答率が上がるからです。パターンを覚えれば得点源にできるパートです。
この記事では、Part5の問題パターン別の解き方と、効率的な対策法を紹介していきます。スコア別の対策ポイントや頻出コロケーションも解説するので、ぜひ参考にしてください。

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Part5の基本情報
- 問題数:30問
- 形式:短文の空所に入る最適な選択肢を4つの中から選ぶ
- 目標時間:10〜12分(1問あたり20〜25秒)
- 配点:リーディングセクション全100問のうち30問を占める
Part5の問題パターンは大きく4種類
パターン1:品詞問題(全体の約30%)
選択肢に同じ語源で品詞が異なる単語が並んでいるパターンです。最も出題頻度が高い問題タイプです。
例題:
The company made a ______ decision to expand overseas.
(A) strategy (B) strategic (C) strategically (D) strategize
解き方:
- 空所の前後を見る
- 空所にどの品詞が入るかを判断する
- 「a ______ decision」→ 冠詞(a)と名詞(decision)の間 → 形容詞が入る
- 答え:(B) strategic
品詞問題の攻略ポイント:
- 名詞の前には形容詞が入る
- 動詞を修飾するのは副詞
- 形容詞を修飾するのも副詞
- 前置詞の後には名詞(名詞句)が入る
- 主語の位置には名詞が入る
パターン2:文法問題(全体の約25%)
時制、態(能動態・受動態)、関係代名詞、接続詞vs前置詞などの文法知識が問われます。
頻出の文法事項:
- 時制:現在完了 vs 過去形、未来表現
- 態:能動態 vs 受動態の使い分け
- 関係代名詞:who/which/that/whoseの使い分け
- 接続詞 vs 前置詞:because vs because of、although vs despite
- 代名詞:主格/目的格/所有格/再帰代名詞の選択
パターン3:語彙問題(全体の約35%)
4つの選択肢が全く異なる単語で、文脈に合う単語を選ぶパターンです。これが最も難しい問題タイプです。
例題:
We need to ______ the deadline by two weeks.
(A) extend (B) expand (C) expose (D) express
この場合、「deadline(締め切り)」と一緒に使う動詞として自然なのは(A) extend(延長する)です。
語彙問題の攻略ポイント:
- コロケーション(よく一緒に使われる単語の組み合わせ)を覚える
- 文脈から意味を推測する
- 知らない単語があっても消去法で絞り込む

パターン4:前置詞・機能語問題(全体の約10%)
前置詞や冠詞など、機能語の正しい使い方が問われます。
頻出の前置詞問題:
- in spite of / despite(〜にもかかわらず)
- in addition to(〜に加えて)
- prior to(〜の前に)
- on behalf of(〜を代表して)
Part5で時間を節約するテクニック
「全文読まない」戦略
品詞問題や文法問題は、空所の前後だけ見れば解ける場合が多いです。全文を読む必要がないため、1問10〜15秒で解けます。
具体的な手順:
- まず選択肢を見る(品詞問題か語彙問題かを判断)
- 品詞問題→空所の前後だけ見て解く(5〜10秒)
- 文法問題→空所を含む文を読んで解く(15〜20秒)
- 語彙問題→全文を読んで解く(20〜30秒)
迷ったら「30秒ルール」
30秒考えてもわからない問題は、直感で選んでマークして次に進みましょう。Part5で時間を使いすぎると、Part7の長文に十分な時間が取れなくなります。これは致命的です。
スコア別の対策ポイント
600点を目指す方
- 品詞問題を確実に正解する:品詞の判別ルールを覚えるだけで、30問中8〜10問は取れる
- 基本文法を復習する:中学〜高校レベルの文法をしっかり固める
- TOEIC頻出単語を覚える:まずは「金のフレーズ」などの定番教材で600点レベルの単語をカバー
700〜800点を目指す方
- 語彙問題の正答率を上げる:コロケーションの知識を増やす
- 解答スピードを上げる:Part5を10分以内で解けるようにする
- 接続詞・前置詞の使い分けをマスターする:ここが得点源になる
900点以上を目指す方
- 全問正解を狙う:Part5での失点は1〜2問以内に抑える
- 難問の語彙問題に対応する:ビジネス英語の専門用語まで網羅する
- 8分以内で解き切る:Part7に最大限の時間を回す
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Part5対策におすすめの勉強法
1. 問題集を繰り返し解く
Part5は問題を数多く解くことが最も効果的な対策です。解いた問題は必ず解説を読んで、「なぜその答えになるのか」を理解しましょう。
2. 間違えた問題をノートにまとめる
同じタイプのミスを繰り返さないために、間違えた問題をノートにまとめておきましょう。自分の弱点パターンが見えてきます。
3. 文法事項を体系的に学ぶ
品詞問題と文法問題で安定して正解するには、文法の体系的な知識が必要です。TOEIC公式サイトで公開されているサンプル問題もチェックしておきましょう。
4. 単語は「文脈」で覚える
語彙問題対策として、単語は単体で覚えるのではなく、例文やコロケーションと一緒に覚えましょう。「extend + deadline」「submit + report」のように、セットで覚えると実戦で使えます。
頻出コロケーション50選
Part5で頻出のコロケーションを押さえておきましょう。
動詞+名詞
- meet the deadline(締め切りに間に合う)
- submit a report(報告書を提出する)
- attend a meeting(会議に出席する)
- reach an agreement(合意に達する)
- place an order(注文する)
- conduct a survey(調査を実施する)
- implement a plan(計画を実行する)
- review a document(書類を確認する)
形容詞+名詞
- considerable experience(かなりの経験)
- substantial increase(大幅な増加)
- annual report(年次報告書)
- potential customer(潜在顧客)
- immediate attention(即座の対応)
前置詞を含む表現
- in accordance with(〜に従って)
- with regard to(〜に関して)
- in terms of(〜の観点から)
- as of(〜の時点で)
- no later than(〜までに)
よくある間違いパターンと対策
「意味で解こうとする」ミス
品詞問題なのに、選択肢の意味を考えて悩んでしまう方が多いです。品詞問題は意味ではなく「品詞」で解きましょう。選択肢の並びを見て品詞問題だと気づいたら、意味は無視して品詞の判別に集中してください。
「知ってる単語に飛びつく」ミス
語彙問題で、知っている単語を見つけると安心して選んでしまうパターンです。必ず全4択を確認してから答えましょう。
アルクのTOEIC対策コンテンツも、Part5の対策素材として充実しています。英語部にもPart5の頻出パターンの解説があるので参考にしてみてください。
まとめ
TOEIC Part5攻略のポイントをまとめます。
- 問題パターンは4種類(品詞・文法・語彙・前置詞)、パターン別の解法を覚える
- 品詞問題は空所の前後だけで解けることが多い
- 時間配分が超重要:Part5は10〜12分で終わらせる
- 30秒考えてわからなければ直感で選んで次へ
- コロケーションの知識を増やすと語彙問題が楽になる
- 問題集を繰り返し解いて、パターンを体に染み込ませる
Part5は「知識×テクニック×スピード」の勝負です。対策すれば確実にスコアが上がるパートなので、まずは品詞問題の攻略から始めてみてください。忙しい方でも、通勤時間に10問ずつ解くだけで、みるみる力がつきます。

※記事執筆時点での情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
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