「ワーホリに行きたいけど、英語力がなくて不安」「どのくらい話せれば仕事が見つかるの?」こんな疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。
結論から言うと、ワーホリに行くために必須の英語力の基準はありません。ビザ申請に英語テストのスコアは不要で、英語力ゼロでも渡航すること自体は可能です。
しかし、現地で充実した生活を送り、良い仕事を見つけるためには、ある程度の英語力があったほうがとても有利です。この記事では、ワーホリに必要な英語力をレベル別に解説し、渡航前にやるべき英語学習法も紹介します。

ワーホリに「最低限」必要な英語力の目安
ワーホリで最低限必要とされる英語力は、「簡単な日常会話ができるレベル」です。具体的には以下のような場面に対応できる英語力が目安となります。
- 自己紹介ができる(名前・出身・趣味など)
- 道を尋ねたり、買い物ができる
- レストランで注文ができる
- シェアハウスの内見で質問ができる
- 簡単な電話対応ができる
- 面接で基本的な質問に答えられる
資格で表すなら、英検準2級〜2級、TOEIC500〜600点程度がひとつの目安です。このレベルがあれば、到着後に困ることは大幅に減ります。
ただし、これはあくまで「最低限」の目安です。仕事の選択肢を広げたい、ネイティブの友人を作りたい、という方はもう一段上を目指しましょう。
今の自分がどのあたりにいるのか分からないときは、本番形式の問題を一度解いてみると位置がつかめます。渡航前と帰国後で同じ問題集を使えば、伸びも比較しやすくなります。
英語力レベル別|ワーホリでできること・仕事
英語力のレベルによって、ワーホリでの生活や仕事の選択肢がどう変わるのかを具体的に解説します。
初級レベル(TOEIC 300〜450点相当)
できること:
- 簡単な挨拶・自己紹介
- ゆっくり話してもらえれば聞き取れる
- 日本語環境での生活
就ける仕事:
- 日本食レストラン(キッチン)
- ファームジョブ(フルーツピッキングなど)
- 工場の軽作業
- 日本人向けのツアーガイド補助
初級レベルでもワーホリは可能ですが、仕事の選択肢が限られ、日本人コミュニティに依存しがちになります。英語力が伸びにくい環境に陥るリスクもあるため、渡航前に語学学校への通学を計画に組み込むことをおすすめします。
中級レベル(TOEIC 500〜700点相当)
できること:
- 日常会話がスムーズにできる
- ネイティブとの雑談にもついていける
- 電話対応やメールのやり取りが可能
- シェアハウス探しや各種手続きを自力で行える
就ける仕事:
- カフェ・レストランのサーバー(ローカル店含む)
- ホテルのフロント・ハウスキーピング
- 小売店の販売スタッフ
- オフィスの事務アシスタント
- 日本語教師のアシスタント
中級レベルがあれば、ワーホリを十分に楽しめます。ローカルの職場で働けるため英語環境に浸かれますし、多国籍の友人も作りやすいです。多くのワーホリ経験者が「このレベルで渡航して良かった」と感じています。
中上級〜上級レベル(TOEIC 700点以上相当)
できること:
- ビジネスレベルの英語でのコミュニケーション
- 専門的な話題についても議論できる
- ネイティブの会話速度についていける
就ける仕事:
- オフィスワーク(マーケティング、IT系など)
- ツアーガイド
- 翻訳・通訳
- 高級レストランのサーバー(チップが高い)
- バリスタ(スペシャルティカフェ)
上級レベルの英語力があれば、時給の高い仕事に就けるだけでなく、キャリアに直結する経験を積める可能性も広がります。

渡航前に英語力を上げる具体的な方法
ワーホリまでの期間が限られている中で、効率的に英語力を上げる方法を紹介します。
オンライン英会話で「話す力」を鍛える
ワーホリで最も必要なのはスピーキング力とリスニング力です。文法や単語の知識があっても、実際に話す練習をしていないと現地で言葉が出てきません。オンライン英会話を毎日25分でも続けることで、渡航前に大きな差がつきます。
リスニング教材で耳を慣らす
PodcastやYouTubeの英語チャンネルを活用して、日常的に英語を聞く習慣をつけましょう。ネイティブの話すスピードに慣れておくと、到着後の適応がスムーズです。最初は字幕付きから始めて、徐々に字幕なしで聞き取れるようにステップアップしてください。
接客英語のフレーズを覚える
ワーホリの仕事はカフェやレストランが多いため、接客で使う定型フレーズを事前に覚えておくと面接で有利です。「May I take your order?」「Here is your change.」など、場面別のフレーズを20〜30個覚えるだけでも、到着後の自信につながります。
接客の英語は場面ごとに言い回しが決まっているので、飲食店やショップの表現をまとめた本が1冊あると準備が早く済みます。渡航後も職場で見返している方がいます。
語学学校の短期コースを利用する
到着後1〜3か月は語学学校に通うのがおすすめです。学校に通うことで友人ができ、生活に慣れ、仕事探しの情報も得られます。学校経由で仕事を見つける人も多く、投資に見合う価値があります。
- 「現地に行けば自然に英語が伸びる」と思って何も準備しない
- 文法書ばかり勉強してスピーキング練習をしない
- 高額な英会話スクールに通って資金を減らしてしまう
- 完璧な英語力がつくまで渡航を先延ばしにし続ける
ワーホリ中に英語力を効率的に伸ばすコツ
渡航後に英語力をさらに伸ばすためのコツを紹介します。
ローカルの職場で働く:日本食レストランではなく、地元の人が利用するカフェやレストランで働くことで、英語を使う時間がとても増えます。面接で落ちても諦めず、何軒もトライする粘り強さが大切です。
多国籍のシェアハウスに住む:日本人同士でシェアすると楽ですが、英語力は伸びません。ヨーロッパや南米出身のルームメイトと暮らすと、家にいる時間も英語でコミュニケーションを取る必要があり、日常的にスピーキング力が鍛えられます。
言語交換パートナーを見つける:日本語を学びたい現地の人とLanguage Exchange(言語交換)をするのは、費用ゼロで英語力を伸ばせる優れた方法です。MeetupアプリやFacebookグループで相手を探せます。
英語の日記をつける:毎日その日あったことを英語で書く習慣をつけましょう。新しく覚えた表現を使うことで定着率が上がります。最初は3行程度から始めて、徐々に量を増やしていけばOKです。
とはいえ、いざ書こうとすると単語が出てこないものです。日記でよく使う表現をまとめた本を横に置いておくと、書く時間を短くしたまま続けやすくなります。
英語力が伸びる人と伸びない人の最大の違いは「コンフォートゾーンから出る勇気があるかどうか」です。日本語に逃げずに英語環境に飛び込み続けることが、最速の上達法です。
英語力ゼロで渡航するとどうなる?リアルな体験
英語力がほぼゼロの状態で渡航した場合、現実的に以下のような状況になりがちです。
- 仕事は日本食レストランのキッチン限定になりやすい
- シェアハウス探しで交渉ができず、条件の悪い物件に住むことになる
- 友人が日本人ばかりになり、英語を使う機会が少ない
- 緊急時(病院・警察など)に対応できず困る
- 帰国後に「英語が伸びなかった」と後悔する
「行けば何とかなる」は半分正しく、半分間違いです。確かに英語力ゼロでも生活はできますが、それは日本人コミュニティに頼っているケースがほとんど。英語環境に自ら飛び込むには、最低限の基礎力が必要です。

よくある質問(Q&A)
Q. TOEICの点数がなくてもワーホリビザは取れる?
A. はい。ワーホリビザの申請に英語力の証明書は不要です。TOEICやIELTSのスコアがなくても問題なく申請・取得できます。英語力はあくまで現地での生活の質に影響するものです。
Q. 語学学校に行かないと英語は伸びない?
A. 語学学校に行かなくても英語力は伸ばせます。ただし、到着直後の1〜2か月は環境に慣れるための時間が必要で、語学学校に通うことで友人ネットワークや仕事情報が得やすくなるメリットがあります。費用に余裕があれば短期でも通うのがおすすめです。
Q. 渡航前にどのくらいの期間勉強すべき?
A. 最低でも3か月、理想は6か月〜1年前から英語学習を始めましょう。毎日30分〜1時間のオンライン英会話を3か月続ければ、日常会話レベルには到達できます。
Q. 英語力が低くても稼げる仕事はある?
A. あります。ファームジョブ(フルーツピッキング等)、工場の軽作業、クリーナー(清掃)などは英語力をあまり必要としません。ただし、体力仕事が多く、時給は英語力を使う仕事と比べて低い傾向にあります。
Q. ワーホリ前におすすめの英語学習教材は?
A. オンライン英会話(毎日25分の継続が効果的)、YouTube英語チャンネル(リスニング強化)、接客英語フレーズ本がおすすめです。文法は中学レベルが理解できていれば十分で、それよりもスピーキングとリスニングに時間を割きましょう。Podcastの英語学習番組を通勤中に聞くだけでも、リスニング力は着実に向上していきます。
Q. 帰国後に英語力はどのくらい伸びている?
A. 個人差がかなり大きいですが、英語環境に積極的に身を置いた人は、TOEIC200〜300点アップも珍しくありません。一方、日本人としか過ごさなかった場合は、ほとんど伸びないケースもあります。環境選びと行動力次第です。

参考リンク:

