英語学習を始めると、「CEFR」「シャドーイング」「コロケーション」など、聞き慣れない用語がたくさん出てきますよね。「みんな当たり前に使っているけど、実はよくわかっていない…」という方も多いのではないでしょうか。
英語学習で使われる専門用語を知っておくと、学習法の解説記事やスクールの説明がスムーズに理解できるようになります。学習の土台として、まず用語を押さえておくのが効率的です。
この記事では、英語学習で頻出の用語をカテゴリ別にまとめました。困ったときの辞書代わりにブックマークしておくと便利です。

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英語の試験・資格に関する用語
TOEIC(トーイック)
Test of English for International Communicationの略です。ビジネス英語のコミュニケーション能力を測る試験で、日本では最も受験者が多い英語試験の一つです。Listening & Reading Test(L&R)が990点満点で、Speaking & Writing Test(S&W)は別試験となっています。企業の昇進・採用基準として広く使われています。
用語としてのTOEICを押さえたら、次は自分のスコア感を知る段階です。本番と同じ形式・音声で作られた公式問題集を1回分解いてみると、この記事の他の用語がどこで必要になるかも見えてきます。
英検(実用英語技能検定)
日本英語検定協会が実施する英語の検定試験です。5級(初級)~1級(上級)の8段階があり(2025年度より準2級と2級の間に「準2級プラス」が新設)、一次試験(筆記+リスニング)と二次試験(面接)で構成されています。大学受験や就職で評価されることが多い資格です。
IELTS(アイエルツ)
International English Language Testing Systemの略です。イギリス、オーストラリア、カナダなどへの留学・移住に必要な英語試験で、バンドスコア1.0~9.0で評価されます。Academic(学術用)とGeneral Training(一般用)の2種類があります。
TOEFL(トーフル)
Test of English as a Foreign Languageの略です。主にアメリカ・カナダへの留学に必要な英語試験で、TOEFL iBT(インターネット版)が主流です。120点満点で、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4技能を測定します。
CEFR(セファール)
Common European Framework of Reference for Languagesの略で、日本語では「ヨーロッパ言語共通参照枠」と呼ばれます。言語能力をA1(入門)~C2(熟達)の6段階で評価する国際基準です。英検やTOEICのスコアもCEFRに換算できます。
- A1:入門(英検3~5級相当)
- A2:初級(英検準2級相当)
- B1:中級(英検2級相当)
- B2:中上級(英検準1級相当)
- C1:上級(英検1級相当)
- C2:熟達(ネイティブレベル)
VERSANT(バーサント)
AIが自動採点するスピーキングテストです。電話やアプリで受験できる手軽さが特徴で、企業が社員の英語力を測定するために多く導入しています。20~80点で評価されます。
CASEC(キャセック)
Computerized Assessment System for English Communicationの略です。自宅で受けられるオンライン英語テストで、TOEICや英検のスコア目安がわかります。試験時間は約40分です。
学習方法に関する用語
シャドーイング(Shadowing)
英語音声を聞きながら、0.5秒程度遅れで影(shadow)のように真似して話す学習法です。リスニング力、発音、イントネーション、スピーキングの流暢さを同時に鍛えられる非常に効率的なトレーニングです。通訳者の基本トレーニングとしても知られています。
実際に始めるときは、スクリプト・訳・速度別音声がセットになった専用教材があると詰まりにくくなります。手持ちの音源だと「答え合わせ」ができないためです。
ディクテーション(Dictation)
英語音声を聞いて、聞こえた通りに書き取る学習法です。リスニングの弱点を明確にする最も効果的な方法の一つで、冠詞や前置詞など聞き逃しやすい部分が可視化されます。
多読(Extensive Reading)
自分のレベルより少し簡単な英文を大量に読む学習法です。辞書を引かず楽しみながら読み進めるのがポイント。語彙力の増強、読解スピードの向上、英語の語感を養うのに効果的です。
精読(Intensive Reading)
短い英文を丁寧に読み込む学習法です。文の構造を分析し、すべての単語の意味を確認します。文法力と語彙力の強化に効果的で、多読と組み合わせるのがベストです。
瞬間英作文
日本語の文を見て瞬時に英語に訳すトレーニングです。「日本語→英語」の変換スピードを上げることで、スピーキング力を向上させます。森沢洋介氏が提唱した学習法として有名です。
提唱者本人によるトレーニング本をはじめ、日本語文と英訳が見開きで並んだ教材が複数出ています。相手がいなくても1人で回せるので、独学のアウトプット枠として取り入れられています。
音読(Reading Aloud)
英文を声に出して読む学習法です。リーディング、スピーキング、発音を同時に鍛えられます。「返り読み」を防止する効果もあります。
多聴(Extensive Listening)
大量の英語音声を聞く学習法です。完全に理解できなくても英語の音に慣れることが目的です。ポッドキャストや洋楽を「流し聴き」するのも多聴の一種です。

オーバーラッピング(Overlapping)
英語音声と同時に(重ねて)声に出して読む学習法です。シャドーイングの前段階として行うことが多く、スクリプトを見ながら行います。
スラッシュリーディング
英文を意味のかたまりごとにスラッシュ(/)で区切って、前から順に理解していく読み方です。「返り読み」を防止し、リーディングスピードを向上させます。
返り読み
英文を読むときに、日本語の語順に合わせて後ろから前に読み返してしまうことです。リーディングスピードを大幅に低下させる原因です。スラッシュリーディングや音読で矯正できます。
文法・言語学に関する用語
品詞(Parts of Speech)
単語を文法的な役割によって分類したものです。主な品詞は以下の8つです。
- 名詞(Noun):人、物、場所、概念を表す(dog, Tokyo, happiness)
- 動詞(Verb):動作や状態を表す(run, think, be)
- 形容詞(Adjective):名詞を修飾する(big, beautiful, happy)
- 副詞(Adverb):動詞・形容詞・他の副詞を修飾する(quickly, very, often)
- 前置詞(Preposition):名詞の前に置かれる(in, on, at, to)
- 接続詞(Conjunction):文や語をつなぐ(and, but, because)
- 冠詞(Article):名詞の前に置かれる(a, an, the)
- 代名詞(Pronoun):名詞の代わりに使う(I, you, he, she, it)
コロケーション(Collocation)
よく一緒に使われる単語の組み合わせです。例えば「make a decision」「take a shower」「heavy rain」など。自然な英語を使うために非常に重要な知識です。
コロケーションは普通の英和辞典では拾いにくい部分です。「この名詞にはどの動詞が付くか」を引ける専用の辞典を1冊持っておくと、英作文のときの手がかりになります。
イディオム(Idiom)
個々の単語の意味からは推測できない慣用表現です。例えば「break the ice」(場を和ませる)、「piece of cake」(簡単なこと)などがあります。
フレーズ動詞(Phrasal Verb)
動詞と前置詞・副詞の組み合わせで、元の動詞とは異なる意味を持つ表現です。例えば「give up」(あきらめる)、「look forward to」(楽しみにする)、「put off」(延期する)などがあります。
時制(Tense)
動詞の形を変えることで、動作や状態の時間的な関係を表す文法カテゴリです。英語の主な時制は以下の通りです。
- 現在形(Present):I study English.
- 過去形(Past):I studied English.
- 未来形(Future):I will study English.
- 現在完了形(Present Perfect):I have studied English.
- 現在進行形(Present Continuous):I am studying English.
- 過去完了形(Past Perfect):I had studied English.
語源(Etymology)
単語の成り立ちや由来のことです。英単語の多くはラテン語やギリシャ語に由来しています。語源を知ると、知らない単語の意味を推測しやすくなります。
英語教育に関する用語
ESL / EFL
ESL(English as a Second Language)は英語を第二言語として学ぶことで、英語圏に住んで英語を学ぶ場合に使われます。
EFL(English as a Foreign Language)は英語を外国語として学ぶことで、日本のように英語圏ではない国で英語を学ぶ場合に使われます。
TESOL / TEFL
TESOL(Teaching English to Speakers of Other Languages)は英語を母語としない人への英語教授法です。
TEFL(Teaching English as a Foreign Language)は外国語としての英語教授法です。
オンライン英会話の講師がこれらの資格を持っていると、教え方の質が高い傾向があります。
4技能
英語の4つの基本スキルです。リスニング(聞く)、リーディング(読む)、スピーキング(話す)、ライティング(書く)の4つで、バランスよく鍛えることが重視されています。
CLT(Communicative Language Teaching)
コミュニカティブ・ランゲージ・ティーチングの略で、実際のコミュニケーションを重視した英語教授法です。文法訳読法(文法を学んで日本語に訳す方法)に対する、より実践的なアプローチです。
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教材・サービスに関する用語
Graded Readers(グレイデッド・リーダーズ)
英語学習者のレベルに合わせて語彙や文法を制限して書かれた読本です。Oxford Bookworms、Penguin Readersなどのシリーズが有名で、多読の入門教材として最適です。
カランメソッド(Callan Method)
イギリス発祥のスピーキング学習法です。講師が高速で質問し、生徒が即座に答えるというダイレクトメソッドで、通常の4倍の速さで英語を習得できると言われています。QQ Englishなどのオンライン英会話で採用されています。
フォニックス(Phonics)
英語の「つづり」と「発音」の関係を学ぶ学習法です。英語圏では子供が読み書きを学ぶ基礎として広く使われています。日本の英語学習者にとっても発音の基礎として有用です。
WPM(Words Per Minute)
1分間に読める(または話せる)単語数です。リーディング速度やスピーキングの流暢さを測る指標で、ネイティブの平均リーディング速度は約250~300 WPMです。
発音に関する用語
IPA(国際音声記号)
International Phonetic Alphabetの略で、世界中の言語の発音を表記するための記号体系です。辞書の発音記号として使われており、/ae/、/θ/、/ʃ/ などの記号があります。
記号の一覧を眺めるだけでは音と結びつきにくいので、音声つきで1記号ずつ解説した本を併用する方が多いです。リスニングで聞き分けたい音から拾っていくと負担が少なくなります。
リエゾン(Liaison)/ リンキング(Linking)
英語を話すときに、単語と単語の音がつながる現象です。例えば「check it out」が「チェキラウト」のように聞こえます。リスニングで聞き取れない原因の一つです。
リダクション(Reduction)
英語を話すときに音が弱くなったり脱落したりする現象です。例えば「going to」が「gonna」になるなど、カジュアルな会話で頻繁に起こります。
プロソディ(Prosody)
英語のリズム、イントネーション、アクセント(強弱)の総称です。個々の発音よりもプロソディが「英語らしさ」を左右すると言われています。

参考になるリソース
英語学習の用語についてもっと詳しく知りたい場合は、以下のサイトが参考になります。
- ブリティッシュ・カウンシル:英語教育の専門機関。用語や学習法の解説が充実しています
- IIBC(TOEIC公式):TOEIC関連の用語や試験情報の公式情報源です
- 英検公式サイト:英検の各級の情報やCEFRとの対応表などが確認できます
まとめ
英語学習の世界には専門用語がたくさんありますが、全部一度に覚える必要はありません。学習を進めていく中で、必要に応じてこの用語集を参照していただければ十分です。
大事なのは用語を覚えることではなく、実際に英語を使うことです。シャドーイングの意味を知っているだけでは意味がありません。実際にやってみて初めて効果が出ます。
この用語集をブックマークしておいて、「この用語なんだっけ?」と思ったときにいつでも戻ってきてください。
※記事執筆時点での情報です。最新の情報は各公式サイトでご確認ください。
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最後までお読みいただきありがとうございます。オンライン英会話を検討中の方は、こちらの記事もぜひご覧ください。

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