英語力を伸ばしたいなら、海外ニュースを英語で読む習慣を身につけるのが効果的です。ニュースは毎日更新されるため素材に困らず、実用的な語彙や表現が自然と身につきます。
しかし「いきなりBBCやCNNを読もうとしたけど難しすぎて挫折した」という声もよく聞きます。実は、英語ニュースには初心者向けに作られたサイトやアプリがあり、中学英語レベルの語彙力があれば始められるものも多く存在します。
この記事では、レベル別のおすすめ英語ニュースサイト、効果的な読み方、そして習慣化するためのコツを徹底解説します。

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英語ニュースを読むメリット
英語ニュースを読む習慣が英語学習に効果的な理由は複数あります。
1. 実用的な語彙が身につく
ニュースで使われる語彙は、ビジネスや日常会話でもそのまま使えるものが多いです。教科書では出てこないけれど実社会では頻出する表現に毎日触れることで、実践的な語彙力が自然に身につきます。
2. 毎日新しいコンテンツがある
教材と違い、ニュースは毎日更新されます。「読むものがなくなった」ということがないため、学習素材に困ることがありません。
3. 背景知識があるから読みやすい
日本でも報道されている国際ニュースを英語で読む場合、すでに背景知識があるため内容を理解しやすいのが大きな利点です。
4. TOEICや英検のリーディング対策になる
TOEICや英検の長文問題にはニュース記事の形式が多く出題されます。普段から英語ニュースに慣れていると、試験本番でも落ち着いて読み進められます。
5. 世界の情報にアクセスできる
日本語メディアだけでは得られない視点や情報にアクセスできるようになり、視野が大きく広がります。

レベル別おすすめ英語ニュースサイト
初心者向け(中学英語〜TOEIC 400点レベル)
まずは学習者向けに作られた、やさしい英語で書かれたサイトから始めましょう。
- News in Levels(newsinlevels.com):1つの記事がLevel 1〜3で読める。Level 1は中学英語レベルの語彙で構成されているため、初心者に最適。音声付き
- VOA Learning English(learningenglish.voanews.com):アメリカの国際放送局が提供する英語学習者向けサイト。ゆっくりとしたスピードの音声と、シンプルな語彙で書かれた記事が特徴
- NHK WORLD-JAPAN(nhk.or.jp/nhkworld):日本のニュースが英語で読めるため背景知識で補完できる。写真も多く読みやすい
画面だと他の通知に気を取られてしまう方には、学習者向けに語注や対訳が付いた英字新聞という選択肢もあります。届いた分だけ読めばよいので、量の管理もしやすくなります。
中級者向け(TOEIC 500〜700点レベル)
一般的なニュースサイトの中でも比較的読みやすいものを選びましょう。
- BBC News:世界的に信頼性が高く、記事の構成が明確で読みやすい。イギリス英語の表現が学べる
- The Japan Times:日本のニュースを英語で伝えるため、内容を知っている状態で英語表現を学べる
- TIME for Kids:TIMEの子供向け版で、比較的やさしい英語で書かれているが内容は充実
上級者向け(TOEIC 800点〜レベル)
- The Economist:政治・経済・科学など幅広いトピックを深く分析した記事。語彙レベルが高い
- The New York Times:アメリカを代表する新聞。長文記事が多く読み応えがある
- The Guardian:イギリスの有力紙。社説やオピニオン記事で論理的な英語表現を学べる
効果的な英語ニュースの読み方(5ステップ)
ただ漫然と読むのではなく、以下のステップで読むことで学習効果が最大化されます。
ステップ1:見出しと写真から内容を予測する
記事本文を読む前に、見出し(headline)と写真・キャプションから「何についての記事か」を予測しましょう。この予測が読解をスムーズにします。
ステップ2:第1段落を丁寧に読む
英語ニュースは「逆ピラミッド構造」で書かれており、最も重要な情報が第1段落(リード文)に凝縮されているのが特徴です。Who(誰が)、What(何を)、When(いつ)、Where(どこで)、Why(なぜ)の5W1Hをリード文から読み取りましょう。
ステップ3:全体を通読する
知らない単語があってもすぐに辞書を引かず、まず全体を通して読みます。文脈から意味を推測する練習になります。
ステップ4:知らない単語を確認する
通読後に、文脈から推測できなかった単語を辞書で確認します。1記事につき5〜10語を目安にし、それ以上知らない単語がある場合はレベルが合っていない可能性があります。
調べるたびにスマホを開くと、そのままSNSに流れてしまいがちです。学習用の電子辞書を1台横に置いておくと、辞書を引く動作だけで完結します。
ステップ5:要約を書く(オプション)
余裕があれば、記事の内容を2〜3文の英語で要約してみましょう。リーディングだけでなくライティング力も同時に鍛えられます。
初心者は1日1記事、5分でOK
最初から大量に読もうとせず、1日1記事(短い記事で十分)を確実に読む習慣を作りましょう。慣れてきたら量を増やしていけばOKです。

習慣化するための7つのコツ
英語ニュースを読む習慣を定着させるための具体的なコツを紹介します。
1. 読む時間を決める
「朝食中に」「通勤電車で」「昼休みに」など、既存の習慣とセットにすると定着しやすくなります。
2. アプリを活用する
スマホにニュースアプリを入れておけば、SNSを開く代わりに英語ニュースをチェックする習慣が作れます。
3. 興味のあるジャンルから始める
スポーツ、テクノロジー、エンタメなど、自分が興味のあるジャンルのニュースから始めると、内容に引き込まれて自然と読み進められます。
4. 完璧に理解しようとしない
全文を完璧に理解する必要はありません。「大意が掴めればOK」という姿勢で読み進めましょう。完璧主義は習慣化の大敵です。
5. 読んだ記事の数を記録する
カレンダーやメモアプリに読んだ記事数を記録すると、達成感が得られてモチベーションが維持しやすくなります。
6. 同じニュースを日英両方で読む
同じニュースをまず日本語で読んでから英語で読むと、背景知識があるぶん英語が格段に理解しやすくなります。
7. 仲間と共有する
読んだ記事の感想をSNSに英語で投稿したり、友人と共有したりすることで、読むモチベーションが持続します。
レベルが合わないサイトを無理に読み続けるのは逆効果です。「読むのが苦痛」と感じたら、迷わずレベルを下げましょう。楽に読めるレベルで量をこなす方が上達します。
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ニュースでよく出る英語表現を押さえよう
英語ニュースには繰り返し使われる定型表現があります。これらを覚えておくと読むスピードが格段に上がります。
- according to ~:〜によると
- is expected to ~:〜する見込み
- announced that ~:〜と発表した
- aimed at ~ing:〜を目的とした
- in the wake of ~:〜を受けて
- amid concerns about ~:〜への懸念の中で
- sparked controversy:論争を巻き起こした
- a surge in ~:〜の急増
- is set to ~:〜する予定だ
- called for ~:〜を求めた
これら10の表現を知っているだけで、ニュースの理解度が大きく変わります。見かけたらチェックする癖をつけましょう。
ニュース特有の語彙をまとめて押さえたいときは、時事英語の単語帳を1冊通しておくと、知らない表現に出会う頻度が下がっていきます。

英語ニュースを使ったスキルアップ応用テクニック
ニュースを読むだけでなく、以下の応用テクニックを取り入れることで4技能すべてを伸ばすことができます。
シャドーイング素材として活用する
音声付きのニュースサイトを使い、音声を聞きながら少し遅れて同じ文を口に出す「シャドーイング」を行いましょう。VOA Learning Englishはスピードがゆっくりなのでシャドーイング初心者にも適しています。リーディングとリスニング・スピーキングを同時に鍛えられる一石二鳥の方法です。
音声を追いかける練習では、細かい語尾まで聞き取れるかどうかで負荷が変わります。移動中にやるなら、周囲の音を抑えられるイヤホンがあると続けやすくなります。
ディクテーション素材として活用する
ニュースの音声を1文ずつ止めながら聞き取り、文字に書き起こす練習も効果的です。細かい前置詞や冠詞まで正確に聞き取る力が鍛えられます。
意見ライティングの素材にする
読んだニュースについて「自分はどう思うか」を英語で3〜5文書く練習を加えましょう。ライティング力の向上はもちろん、英語で考える習慣も身につきます。
英語ニュースを話す練習に使う
読んだニュースの内容を英語で要約して誰かに話す(または一人で声に出す)練習も非常に効果的です。オンライン英会話のフリートークのネタとしても活用できます。

ニュースジャンル別の学習効果
読むジャンルによって身につく語彙や表現が異なります。目的に合わせてジャンルを選びましょう。
- 政治・経済:ビジネス英語・TOEICに直結する語彙が身につく。会議やプレゼンで使える表現も多い
- テクノロジー:IT業界で使われる専門用語に触れられる。エンジニアや技術者におすすめ
- スポーツ:日常会話で使える砕けた表現が多い。試合展開の描写から動詞の使い方が学べる
- 科学・環境:アカデミックな語彙が身につく。IELTSやTOEFL対策にも有効
- エンタメ・カルチャー:口語表現やスラングに触れられる。英会話で話題にしやすい
まとめ:まずは1日1記事から始めよう
英語で海外ニュースを読む習慣は、語彙力・読解力・世界観を同時に広げてくれる優れた学習法です。
この記事のポイントを振り返ると:
- 自分のレベルに合ったサイトを選ぶ(初心者はNews in LevelsやVOAから)
- 見出し→リード文→全体の順に段階的に読む
- 完璧主義を捨てて「大意がわかればOK」の姿勢で
- 既存の習慣とセットにして読む時間を固定する
- ニュース頻出表現を覚えて読むスピードを上げる
今日から1記事だけでも読んでみましょう。最初はわからない単語だらけでも、1ヶ月続ければ「読める量」が着実に増えていきます。その積み重ねが半年後、1年後の大きな差になります。

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