TOEICのリスニングパートは、スコア全体の半分を占める重要セクションです。しかし「リスニングが苦手で伸び悩んでいる…」「通勤時間を活用して対策したい」という方は多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが、スマホで手軽に取り組めるTOEICリスニング対策アプリです。2026年現在、AIを活用した高精度な学習アプリが増えており、短時間でも効果的にリスニング力を鍛えられるようになっています。
この記事では、TOEICリスニング対策に本当に役立つアプリを無料・有料に分けて厳選して紹介します。自分のレベルや目標スコアに合わせて選んでみてください。

TOEICリスニング対策でアプリを使うメリット
スキマ時間に手軽に学習できる
アプリ最大のメリットは、場所を選ばず学習できることです。通勤電車の中、昼休み、寝る前の10分など、ちょっとした空き時間を活用してリスニング練習ができます。
毎日10分のリスニング練習を3ヶ月続けるだけでも、スコアが50点以上アップしたというデータもあります。大切なのは1回の学習時間の長さよりも、継続することです。
ただ、電車内で音が周囲の騒音に負けてしまうと、聞き取れないのが自分の実力なのか環境のせいなのか判断できません。移動中の学習をメインにするなら、イヤホンを見直すだけでも練習の質が変わってきます。
AIによる弱点分析で効率的に学べる
2026年のTOEIC対策アプリには、AIが学習データを分析して苦手パートや弱点を特定してくれる機能が搭載されています。自分では気づきにくい弱点を可視化してくれるため、効率的にスコアアップを目指せます。
本番さながらの演習ができる
公式問題を収録しているアプリもあり、本番形式の演習をスマホで手軽に行えます。試験前の仕上げとして、時間を計りながら通しで解く練習も可能です。
【無料】TOEICリスニング対策おすすめアプリ
TOEIC presents English Upgrader
TOEIC運営元のIIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)が提供する公式の無料アプリです。完全無料で利用でき、ビジネスシーンを題材にしたポッドキャスト形式のコンテンツが充実しています。
- 1エピソード約10分のリスニング教材
- 英語スクリプトと日本語訳付き
- フレーズリストで重要表現を確認可能
- クイズ機能で理解度をチェック
公式アプリならではの安心感があり、TOEIC初心者の入門ツールとしてまず入れておきたいアプリです。
トレーニング TOEIC test
完全無料でTOEICの全パートの問題を練習できるアプリです。リスニングのPart1〜Part4まで、数百問の演習問題が収録されています。
広告が表示される代わりに、課金なしですべての機能が使えるのがポイントです。「まずは無料でリスニング練習を始めたい」という方にぴったりです。
はじめてのTOEIC問題集
TOEIC初心者向けに設計された無料アプリで、866問のTOEIC形式の問題を収録しています。リスニング問題には「スロー再生」機能がついており、聞き取れなかった部分をゆっくり確認できます。
各パートの「攻略ポイント」解説が充実しており、TOEIC未経験者でも問題の解き方のコツがつかめます。500点以下の方に特におすすめです。
この段階でつまずく原因の多くは、聞き取れないのではなく「その単語を知らない」ことにあります。600点前後までに必要な語彙を集めた単語帳を1冊並行させると、アプリの問題も一気に解きやすくなるでしょう。

【有料】TOEICリスニング対策おすすめアプリ
スタディサプリENGLISH TOEIC対策コース
リクルートが運営する大人気のTOEIC対策アプリです。カリスマTOEIC講師の関正生先生による動画講義が見放題で、リスニングの「聞き方のコツ」を論理的に学べます。
- 月額3,278円(12ヶ月パックで月額2,728円)
- 約20回分のTOEIC L&R TEST練習問題を収録
- ディクテーション・シャドーイング機能付き
- AIによる弱点分析と個別最適化された学習プラン
リスニングの各パートの攻略法を体系的に学べるのが最大の強みです。スコア600点台から800点台への壁を突破したい方に特におすすめのアプリです。
スタディサプリENGLISHのTOEIC対策コースを使った方の口コミや料金プランの違いは、こちらの記事で詳しく紹介しています。

Santaアルク
世界800万人以上が利用するAI搭載のTOEIC対策アプリです。高精度のAIがわずか12問の診断テストでスコアを予測し、学習者一人ひとりに最適化された問題を出題してくれます。
- 月額2,960円〜(プランにより異なる)
- AI予測スコアの精度は±20点
- 平均20時間の学習でスコア165点アップの実績
- Part別の弱点分析レポート付き
「自分の弱点がどこか分からない」という方に最適です。AIが苦手なパートを集中的に出題してくれるので、無駄のない学習ができます。
abceed(エービーシード)
200冊以上のTOEIC対策書籍をデジタルで利用できるアプリです。リスニング音声の再生速度を0.5倍〜2.0倍に調整できるので、まずはゆっくりから始めて徐々にスピードを上げていくトレーニングが可能です。
- 月額1,983円〜(年間プランで割引あり)
- TOEIC公式問題集の音声も対応
- マーク式解答でスコア自動算出
- 苦手問題の自動繰り返し機能
すでに紙の参考書を持っている方は、abceedで音声を聴きながら学習すると効率が格段にアップします。
逆に、手元に紙の教材がないという方は公式問題集から揃えるのが無難です。本番と同じ音声・同じ形式で作られているので、アプリで鍛えた力がそのまま通用するかを確認する物差しになります。
レシピー(旧POLYGLOTS)
ニュース記事を読みながらリスニング・リーディング力を同時に鍛えられるアプリです。TOEIC満点講師による300本以上の解説動画があり、各パートの攻略法を動画で学べます。
- 月額2,500円〜
- 1回3分からの短時間学習に対応
- AIによる学習プラン自動生成
- TOEIC頻出単語のリスニング練習機能
mikan TOEIC
英単語アプリとして定番のmikanに、TOEIC対策特化の機能が搭載されたバージョンです。単語を覚えるだけでなく、リスニング問題の中で単語がどう聞こえるかをトレーニングできます。
月額1,000円〜とリーズナブルで、単語力とリスニング力を同時に強化したい方におすすめです。
リスニングスコアを上げるアプリの使い方
ディクテーションを毎日5分
聞こえた英語を書き取るディクテーションは、リスニング力アップに最も効果的なトレーニングのひとつです。スタディサプリやabceedにはディクテーション機能が付いているので、毎日5分取り組むだけで聞き取り精度が大幅に向上します。
シャドーイングで口と耳を連動させる
聞こえた英語をそのまま口に出すシャドーイングは、リスニングとスピーキングを同時に鍛えられる学習法です。音声のスピードに付いていけない場合は、0.8倍速から始めて徐々にスピードを上げていくのがコツです。
パート別に弱点を集中攻略
TOEICリスニングはPart1〜Part4で出題形式が異なります。全パートをまんべんなく解くよりも、スコアが低いパートを集中的に練習するほうが効率的です。AIによる弱点分析機能を活用して、自分が苦手なパートを特定しましょう。
| パート | 内容 | 対策のポイント |
|---|---|---|
| Part1 | 写真描写問題 | 主語と動詞の組み合わせに注目する |
| Part2 | 応答問題 | 冒頭の疑問詞を聞き逃さない |
| Part3 | 会話問題 | 先に選択肢を読んで予測する |
| Part4 | 説明文問題 | トピックと数字情報を重点的に聞く |


アプリ学習と組み合わせたい勉強法
公式問題集との併用がおすすめ
アプリだけでの学習には限界があります。TOEIC公式問題集を1冊用意して、本番形式の問題を解く練習を月に1〜2回行うと、アプリでの日常学習の成果を本番形式で確認できます。公式問題集の音声をabceedアプリで再生すれば、倍速再生やリピート再生も自在です。受ける試験の形式で迷っている方は、IPテストと公開テストの違いを以下の記事で比較しています。



オンライン英会話でアウトプット
リスニング力を上げるには、スピーキング練習も効果的です。聞いた英語を自分で話す経験を積むことで、音声認識の精度が格段に向上します。週に2〜3回、オンライン英会話でフリートークをするだけでも、リスニングとスピーキングの相乗効果が期待できます。
アプリの学習データを活用した振り返り
多くの有料アプリには学習履歴やスコア推移のグラフが表示されます。週に1回は学習データを振り返って、「どのパートが伸びているか」「どこが停滞しているか」を確認しましょう。データに基づいて学習の優先順位を調整することで、効率的にスコアアップが狙えます。
目標スコア別のおすすめアプリ
500点以下(初心者)
まずは「はじめてのTOEIC問題集」と「English Upgrader」の無料アプリで、TOEIC形式に慣れることから始めましょう。スロー再生機能を活用して、英語の音に耳を慣らすことが第一歩です。
500〜700点(中級者)
スタディサプリENGLISHのTOEIC対策コースがベストです。関先生の講義で各パートの攻略法を体系的に学びながら、ディクテーションとシャドーイングで実践力を鍛えましょう。
700点以上(上級者)
SantaアルクのAI機能で弱点を徹底的に潰すアプローチが効果的です。上級者は全体的にスコアが高い分、弱点の特定が難しくなるため、AIによるピンポイント分析が威力を発揮します。
アプリ選びで失敗しないための注意点
TOEICリスニング対策アプリを選ぶ際、いくつかの落とし穴があります。まず、「とりあえず評判のいいアプリを全部入れる」のは避けましょう。アプリを複数併用すると、学習が分散して継続しにくくなります。まずは1つのアプリに絞って最低1ヶ月使い込み、合わなければ切り替える方が効果的です。
また、有料アプリの契約形態にも注意が必要です。月額制と年額制では、年額制のほうが割安なケースが多いですが、途中で合わないと感じたときに解約しにくくなります。最初は月額契約で試して、続けられそうなら年額に切り替えるのがおすすめです。
さらに、アプリだけに頼りすぎないことも大切です。アプリは「練習」の場であり、本番の試験は紙のマークシートで2時間連続で解く持久戦です。月に1回は公式問題集を使って本番形式の模試を解き、試験の感覚を維持しましょう。
その際は筆記具も本番と同じものを使っておくと安心です。マークを塗る専用のシャープペンなら1問あたりの塗り時間が短くなり、リスニング中の余裕にもつながります。
まとめ
TOEICリスニング対策アプリは、無料から有料までさまざまな選択肢があります。まずは無料アプリで学習習慣を作り、本格的にスコアアップを目指す段階で有料アプリに切り替えるのが効率的です。
どのアプリを選ぶにしても、最も大切なのは「毎日短時間でも続けること」です。1日10分のアプリ学習を3ヶ月続ければ、リスニングスコアは着実に伸びていきます。自分に合ったアプリを見つけて、目標スコア達成を目指しましょう。



