「留学が決まったけど、何から準備すればいいの?」「出発までにやることが多すぎて不安…」初めての海外留学を控えている方なら、誰しもそんな不安を感じるものです。
留学の準備は、パスポートやビザの申請から持ち物の準備、英語力の底上げまで多岐にわたります。準備が不十分だと、現地に着いてから「あれを持ってくればよかった」「この手続きを忘れていた」と後悔することになりかねません。
この記事では、留学準備のやることを時期別に整理し、チェックリスト形式で分かりやすくまとめました。出発の半年前から出発直前まで、やるべきことが一目でわかる完全ガイドです。

【半年前〜4ヶ月前】留学の土台を固める時期
パスポートの取得・有効期限の確認
パスポートを持っていない方は、最優先で申請しましょう。申請から受け取りまで通常1〜2週間かかります。すでに持っている方は、滞在期間+6ヶ月以上の残存有効期間があるか確認してください。多くの国で入国条件として残存有効期間を求めています。
パスポートは滞在中ずっと持ち歩く場面もあるため、保管方法も一緒に決めておくと安心です。航空券やカード類をまとめて入れられる首下げタイプのケースを使えば、入国審査の列でも取り出しやすくなります。
留学先・プログラムの決定
語学学校のコース選択や大学への出願は、半年前にはスタートしましょう。人気のプログラムは早めに定員に達することがあるため、早い段階での申し込みがおすすめです。
留学エージェントを利用する場合は、複数のエージェントに相談して比較するのがポイントです。留学ジャーナルやスクールウィズなど、大手エージェントは無料カウンセリングを実施しています。
ビザの申請準備
留学先の国や滞在期間によって、必要なビザの種類が異なります。ビザの申請には数週間〜数ヶ月かかることがあるため、早めに大使館のウェブサイトで要件を確認しましょう。
| 国 | 90日以内 | 90日以上 |
|---|---|---|
| アメリカ | ESTA(電子渡航認証) | F-1ビザ(学生ビザ) |
| イギリス | ビザ不要 | Student Visa |
| カナダ | eTA | Study Permit |
| オーストラリア | ETA | Student Visa(サブクラス500) |
| フィリピン | ビザ不要 | SSP(特別就学許可) |
留学費用の準備
留学費用の全体像を把握し、資金計画を立てましょう。主な費用項目は以下の通りです。
- 学費:月3万円〜30万円(国・プログラムにより大きく異なる)
- 航空券:往復5万円〜20万円
- 海外保険:月5,000円〜1万円
- 宿泊費:月5万円〜15万円
- 生活費:月3万円〜10万円
奨学金制度や留学ローンも活用できるので、JASSOの海外留学情報サイトで情報収集するのがおすすめです。
【3ヶ月前〜2ヶ月前】手続きを進める時期
航空券の予約
出発日が決まったら、早めに航空券を予約しましょう。一般的に2〜3ヶ月前に予約すると比較的安い価格で購入できます。SkyscannerやGoogle Flightsで価格を比較するのがおすすめです。
海外留学保険への加入
海外での病気やケガ、盗難に備えて、留学保険には必ず加入しましょう。クレジットカード付帯の保険は補償額が限られるため、長期留学の場合は専用の留学保険に加入するのが安心です。
住居の手配
ホームステイ、学生寮、シェアハウスなど、滞在先の形態を決めて手配します。語学学校が住居の手配をサポートしてくれる場合も多いので、学校に相談してみましょう。手配をまとめて任せたい場合は、留学エージェントの選び方を以下の記事で解説しています。

スマートフォンの準備
SIMフリーのスマートフォンを持っていない場合は、SIMロック解除の手続きをしておきましょう。現地のSIMカードを購入して使えるようにしておくと、通信費を大幅に節約できます。


【1ヶ月前】最終準備の時期
持ち物の準備
留学に必要な持ち物をリストアップして、計画的に揃えていきましょう。以下は必須アイテムのチェックリストです。
貴重品・書類
- パスポート(コピーも2部)
- ビザ関連書類
- 入学許可証
- 航空券(eチケット控え)
- 海外保険の証券
- 国際免許証(必要な場合)
- クレジットカード(2枚以上)
- 現地通貨(到着時に必要な分)
電子機器
- ノートパソコン・タブレット
- スマートフォン+充電器
- 変換プラグ(渡航先に合ったもの)
- モバイルバッテリー
- イヤホン
このうち忘れると初日から困るのが変換プラグです。国によってコンセントの形状が違うため、渡航先の形状に対応したものを日本で用意しておきましょう。複数の形状に対応したタイプなら、旅行で他国へ足を延ばすときにも使えます。
生活用品
- 常備薬(処方薬は英文の処方箋も)
- 洗面用具(最初の数日分)
- 衣類(現地の気候に合わせて)
- 折りたたみ傘
日本の100均で買える便利グッズ(圧縮袋、洗濯ネット、S字フックなど)は現地で手に入りにくいので、持っていくと重宝します。
公的手続き
長期留学(1年以上)の場合は、以下の公的手続きも必要です。
- 海外転出届:市区町村の役所に提出(住民税の節約につながる)
- 国民年金の手続き:任意加入の継続か、免除申請か選択
- 国民健康保険の脱退:海外転出届と同時に手続き
お金の準備
海外送金や現地でのお金の管理方法を決めておきましょう。
- クレジットカード:VISAかMastercardが世界共通で使いやすい。2枚以上持っていくのが安心
- デビットカード:現地ATMで現地通貨を引き出せる。Sony Bank WALLETやWiseなどが人気
- 現金:到着直後に必要な分(1〜2万円分の現地通貨)を日本で両替しておく
【1週間前〜出発当日】最終チェック
出発1週間前
- スーツケースのパッキング開始
- 緊急連絡先リストの作成(大使館、学校、ホストファミリーなど)
- スマホに必要なアプリをダウンロード(Google翻訳、Maps、Uber等)
- ホストファミリーへのお土産の準備
長期滞在では、預け荷物の重量制限との戦いになります。スーツケース自体が重いとその分だけ中身を減らすことになるので、容量だけでなく本体の軽さも見て選ぶと荷造りが楽になります。
出発当日
- パスポート・航空券・保険証券の最終確認
- 機内持ち込み手荷物に貴重品をまとめる
- スマホのデータローミングをOFFに設定
パスポートと入学許可証は必ず手荷物に入れて、預け荷物には入れないようにしましょう。ロストバゲージ(荷物紛失)のリスクに備えるためです。
見落としがちな留学前の準備
歯科治療を済ませておく
海外では歯科治療が非常に高額です。アメリカでは虫歯1本の治療に数万円かかることもあります。留学前に日本で歯科検診を受け、治療が必要な箇所はすべて済ませておきましょう。海外留学保険の多くは歯科治療をカバーしていないため、出発前に対処しておくのが鉄則です。
国際免許証の取得
留学先で車を運転する可能性がある場合は、出発前に国際運転免許証を取得しておきましょう。各都道府県の免許センターで即日発行でき、費用は2,350円です。有効期限は1年間です。
クレジットカードの海外利用設定
クレジットカードによっては、海外利用の設定が初期状態でOFFになっている場合があります。出発前にカード会社に連絡して海外利用を有効にし、暗証番号も確認しておきましょう。また、カード会社の緊急連絡先(紛失・盗難時)もメモしておくと安心です。
緊急連絡先リストの作成
以下の連絡先をスマホとは別に紙にも書いて持っておくと、スマホの紛失やバッテリー切れの際にも対応できます。
- 在留先の日本大使館・総領事館
- 留学先の学校の緊急連絡先
- 海外留学保険の24時間対応窓口
- クレジットカード会社の緊急連絡先
- 日本の家族の電話番号
留学前の英語準備でやるべき3つのこと
日常英会話の基礎を固める
留学前に中学〜高校レベルの英文法と、日常で使う基本フレーズをしっかり復習しておきましょう。「道を尋ねる」「買い物をする」「体調不良を伝える」など、生活に必要な英語ができるだけで、到着後のストレスが大きく減ります。
場面別に整理された旅行英会話の本は、こうした「生活に必要な英語」だけを集めた構成になっています。到着直後の空港・両替・買い物あたりのページに付箋を貼っておけば、渡航後もそのまま使えます。
オンライン英会話でスピーキングに慣れる
出発までの期間、オンライン英会話で毎日25分のスピーキング練習をしておくと、現地でのコミュニケーションがスムーズになります。特にフィリピン人講師のレッスンは料金が安く、毎日受けても月6,000円〜8,000円程度です。
出発までの毎日のスピーキング練習には、DMM英会話を使ってみるのもひとつの方法です。レッスンは24時間365日予約でき、準備や仕事で忙しい時期でも早朝や深夜に1回25分の練習を入れられます。スタンダードプランの毎日1レッスンは月6,980円で、入会金や教材費はかかりません。日常会話や会話の教材も追加料金なしで使えます。詳しい内容は公式サイトで確認できます。



留学先の文化や生活情報を調べる
チップの習慣、交通ルール、食事のマナーなど、現地の文化や生活習慣を事前に調べておくことで、カルチャーショックを軽減できます。YouTubeで現地の留学生のvlogを見るのも参考になります。


留学先で役立つ英語フレーズ5選
留学生活のスタートで必要になるフレーズを5つ紹介します。出発前に練習しておくと、到着後の不安を軽減できます。
- Could you help me find…?(〜を探すのを手伝ってもらえますか?):道を聞いたり、お店で商品を探すときに使えます
- I’m sorry, could you say that again?(すみません、もう一度言っていただけますか?):聞き取れなかったときの定番フレーズです
- Where is the nearest…?(一番近い〜はどこですか?):コンビニ、駅、病院などを探すときに必須です
- I have a reservation under the name…(〜の名前で予約しています):ホテルやレストランでのチェックイン時に使います
- I don’t feel well. I need to see a doctor.(体調が悪いです。医者に診てもらいたいです):体調不良時に使えるフレーズです。留学前に必ず覚えておきましょう
これらのフレーズは、オンライン英会話のフリートークで実際に使ってみると、より自然に口から出るようになります。出発前の1〜2ヶ月は、留学先で想定されるシチュエーションを講師に伝えて、ロールプレイ形式で練習するのがおすすめです。
まとめ
留学準備は半年前からスタートするのが理想です。パスポート・ビザ・費用計画という大きな準備から始めて、航空券・保険・住居の手配、そして持ち物の準備と段階的に進めていけば、焦ることなく出発日を迎えられます。
特に忘れがちなのが英語の準備です。基礎的な英会話力を身につけてから渡航することで、留学の学習効果を何倍にも高められます。
この記事のチェックリストを活用して、抜け漏れのない留学準備を進めてください。しっかり準備すれば、留学生活を思い切り楽しめるはずです。



