「TOEFLの勉強を始めたいけれど、何から手をつければいいのかわからない」「スピーキングやライティングを1人で練習するのが難しい」──TOEFL iBTは4技能すべてを測る試験なので、独学で対策を進めようとすると、こうした壁にぶつかる方は少なくありません。受験料も決して安くないため、できるだけ効率よくスコアを上げたいところです。
そんな方の選択肢になるのが、AIを使ったTOEFL対策アプリSanta(サンタ)TOEFLです。TOEFLを開発・運営するETSの日本法人ETS Japanの公式パートナーとして提供されており、ETS公式コンテンツを使った演習や、AIによる採点・添削が受けられます。さらに、TOEFL iBTの受験チケットがセットになったプランが用意されているのも大きな特徴です。
この記事では、Santa TOEFLの特徴や料金プラン、メリットとデメリット、利用前に知っておきたいポイント、ほかの対策方法との違い、始め方までを、公式サイトとETS Japanの発表をもとに整理しました。自分に合う対策方法かどうかを判断する材料にしてください。

Santa(サンタ)TOEFLとは?サービス概要
Santa TOEFLは、Socra AI Inc.が提供するAIを活用したTOEFL iBT対策アプリです。Santaはもともと2017年にTOEIC向けのAI学習サービスとして始まり、2025年10月にETS JapanとSocra AIの提携が発表され、TOEFL iBTの2026年形式に対応した学習アプリとして日本で提供が始まりました(出典:ETS Japanのプレスリリース)。
| サービス名 | Santa(サンタ)TOEFL |
|---|---|
| 提供会社 | Socra AI Inc.(東京都中央区) |
| 位置づけ | ETS Japan公式パートナー |
| 対応試験 | TOEFL iBT(2026年改訂版に対応) |
| 対応技能 | Reading・Listening・Speaking・Writingの4技能 |
| 料金(公式サイト表示) | TOEFL iBT受験チケット付き3ヶ月プラン:34,800円/3ヶ月(通常価格60,030円) |
| 主な機能 | AIによる学習レコメンド、AI採点・添削、ETS公式模試21回分、単語学習、予測スコア診断 |
| 対応端末 | スマホ・PC |
最大の特徴は、TOEFLを作っているETSの公式コンテンツを使って、本番に近い形式で練習できる点です。ETS Japanの発表でも、ETS公式コンテンツの使用、最新の出題傾向を反映したカリキュラム、ETSの採点プログラムを活用したスコア評価などが特徴として挙げられています。
Santa TOEFLでできること
AIが「今日やるべき学習」を提案してくれる
Santaでは、学習履歴から苦手な分野をAIが分析し、今もっとも優先して取り組むべき学習を「今日の学習」としておすすめしてくれます。「診断 → 学習 → AI添削 → 次の学習の提案」というサイクルを回すことで、何を勉強するか迷う時間を減らせる仕組みです。
スピーキング・ライティングをAIが採点・添削
公式サイトによると、回答後わずか30秒ほどでAIが採点と添削を行い、間違いの指摘や、より高得点を狙える表現の提案までしてくれます。独学では対策しにくいスピーキングとライティングを、1人で何度でも練習できるのは大きな強みです。
ETS公式模試21回分で本番形式の演習
本番に近い形式・制限時間で解ける実践模試が21回分用意されています。時間を意識して解く練習を積むことで、本番で必要な時間感覚を身につけられます。
スマホとPCを使い分けて学習
スキマ時間はスマホで「今日の学習」や単語、AI添削に取り組み、家ではPCで模試に取り組む、という使い分けができます。本番はPCで受験するため、タイピング練習用のゲームも用意されています。

Santa TOEFLの料金プラン
公式サイト(2026年9月時点)に掲載されているプランは次のとおりです。
| プラン名 | TOEFL iBT受験チケット付き 3ヶ月プラン |
|---|---|
| 料金 | 34,800円/3ヶ月(通常価格60,030円・42%OFF表示) |
| 含まれるもの | TOEFL iBT受験チケット1回分、すべての学習機能が無制限、AI採点・添削、実践模試21回分、PC・スマホ対応 |
| 更新 | 3ヶ月ごとの自動更新(いつでも解約可能) |
- TOEFL iBTの受験チケット(バウチャーコード)1回分がセットになっている
- 公式サイトのよくある質問によると、受験チケットは決済と同時に利用できる
- 受験チケットは日本国内で受験するTOEFLのみで使える(海外での受験には使えない)
- 3ヶ月ごとに自動更新されるので、続けない場合は更新前に解約が必要
TOEFL iBTは受験料そのものが高額な試験です。受験料と教材費を別々に用意するより、学習と受験をまとめて準備できるのがこのプランの考え方です。料金や内容はキャンペーンによって変わることがあるため、申し込み前に公式サイトで最新の表示を確認してください。
Santa TOEFLのメリット
1. ETS公式コンテンツで本番に近い練習ができる
TOEFL対策の教材はたくさんありますが、Santaは試験を作っているETSの公式パートナーとして、公式コンテンツを使った演習ができます。出題形式が変わった2026年改訂版にも対応しているので、古い形式の教材で対策してしまう心配が少ないのも安心です。
2. 独学しにくいスピーキング・ライティングを1人で練習できる
独学の一番の悩みは、スピーキングとライティングの出来を自分で判断しにくいことです。AIが採点と添削をしてくれるので、添削してくれる人を探したり、返ってくるまで待ったりする必要がありません。
3. 何を勉強するか迷わない
AIが弱点を分析して「今日の学習」を提案してくれるため、参考書を前に何から始めるか悩む時間を減らせます。忙しい学生や社会人でも、限られた時間を効率よく使えます。
4. 受験チケット付きで、学習と受験の準備がまとめてできる
受験チケット1回分がセットになっているので、「勉強を始めたら受験日を決める」という流れを作りやすくなります。目標の受験日が決まると、学習のペースも立てやすくなります。
Santa TOEFLのデメリット・注意点
- 3ヶ月で34,800円と、アプリとしては高めの価格に感じる人もいる
- 3ヶ月ごとの自動更新なので、続けない場合は解約を忘れないようにする必要がある
- 受験チケットは日本国内の受験のみに対応している
- 予測スコア機能などは有料プランでの利用になる
- 人間の講師によるレッスンや、会話の相手になってくれる機能が中心のサービスではない
料金については、受験チケット1回分が含まれていることを踏まえて考えるのがポイントです。すでに受験を申し込んでいる方や、海外で受験する予定の方は、チケット付きプランのメリットを活かしにくい点に注意しましょう。
また、Santaはあくまで試験対策に特化したアプリです。英語で話す経験そのものを増やしたい場合は、オンライン英会話と組み合わせるほうが効果的です。
Santa TOEFLを利用する前に知っておきたいポイント
ここまでの機能・料金の情報をもとに、評価されやすい点と気になりやすい点を編集部で整理しました。
評価されやすい点(編集部の整理)
- AIが採点・添削をしてくれるので、ライティングやスピーキングを1人で繰り返し練習できる
- 「今日の学習」が提示されるので、何を勉強するか迷う時間を減らせる
- 本番に近い形式・制限時間の実践模試で、時間感覚を意識した練習ができる
- ETS公式コンテンツを使って演習できる
気になりやすい点(編集部の整理)
- 3ヶ月で34,800円とアプリとしては高めなので、使い込めるかどうかを考えてから申し込みたい
- 人から直接フィードバックを受けたい人には、AIの添削だけでは物足りない場合もある
全体としては、独学では難しいアウトプット練習をAIで補えることと、学習の迷いを減らせることが強みです。受験日を決めて、3ヶ月集中してスコアを上げたい人ほど、価値を感じやすいサービスといえるでしょう。
ほかのTOEFL対策方法との比較
TOEFL対策には、参考書での独学、TOEFL専門のスクール・予備校、オンライン英会話など、いくつかの方法があります。それぞれの特徴を比べてみましょう。
| 比較項目 | Santa TOEFL | 参考書で独学 | 専門スクール・予備校 | オンライン英会話 |
|---|---|---|---|---|
| 費用の目安 | 34,800円/3ヶ月(受験チケット1回分付き) | 書籍代のみ | 高額になりやすい | 月額制が多い |
| スピーキング・ライティングの添削 | AIがすぐに採点・添削 | 自分で判断するしかない | 講師が添削 | 講師と会話できるが、試験形式の添削はサービスによる |
| 学習計画 | AIが「今日の学習」を提案 | 自分で立てる | カリキュラムがある | 自分で組み立てることが多い |
| 向いている人 | 独学のペースで効率よく試験対策したい人 | 費用を抑えたい人 | 人の指導を受けながら進めたい人 | 話す力そのものを伸ばしたい人 |
参考書での独学は費用を抑えられる一方で、スピーキングとライティングの出来を確かめにくいのが弱点です。Santaは独学の手軽さと、添削を受けられる安心感の中間にある選択肢といえます。TOEFLの独学の進め方はTOEFL独学勉強法のロードマップ、参考書選びはTOEFL iBT対策のおすすめ参考書でも詳しく紹介しています。
Santa TOEFLの始め方
- 公式サイトにアクセス:料金・プランのページから、受験チケット付きプランの内容を確認します。
- プランを申し込む:案内に沿ってアカウントを作成し、決済します。
- 受験チケットを確認:公式サイトのよくある質問によると、受験チケット(バウチャーコード)は決済と同時に利用できます。利用方法や注意点は公式の案内を確認しましょう。
- 予測スコア診断から学習スタート:今の実力を診断し、AIが提案する「今日の学習」から取り組みます。
受験日を先に決めておくと、3ヶ月の学習計画が立てやすくなります。自動更新の時期もあわせてメモしておきましょう。
Santa TOEFLを活用するコツ
留学や大学院進学でスコアが必要な人
出願の締め切りから逆算して受験日を決め、3ヶ月間は「今日の学習」を毎日こなすことを目標にしましょう。模試は定期的に解いて、時間配分の感覚を確認するのがおすすめです。
スピーキング・ライティングが苦手な人
AI添削で指摘された表現を、ノートやメモにまとめておくと、自分の弱点のパターンが見えてきます。より高得点を狙える表現の提案は、そのまま自分の定型文として使えます。スピーキングのコツはTOEFLスピーキング対策、ライティングはTOEFLライティング対策もあわせて参考にしてください。
忙しい社会人・学生
通勤や授業の合間はスマホで単語と「今日の学習」、週末はPCで模試、と使い分けるとムリなく続けられます。
よくある質問(Q&A)
Q. Santa TOEFLはTOEFLの公式教材ですか?
A. SantaはETS Japanの公式パートナーとして提供されており、ETS公式コンテンツを使った学習ができます。
Q. 受験チケットはいつから使えますか?
A. 公式サイトのよくある質問によると、決済と同時に利用できます。
Q. 海外でTOEFLを受験する場合も受験チケットを使えますか?
A. 使えません。受験チケットは日本国内で受験するTOEFLのみが対象です。
Q. 途中で解約できますか?
A. 公式サイトでは、3ヶ月ごとの自動更新で、いつでも解約可能と案内されています。更新のタイミングは申し込み時に確認しておきましょう。
Q. TOEFLの2026年改訂版に対応していますか?
A. 対応しています。TOEFL iBTは2026年1月21日から改訂されており、Santaは改訂版の形式に合わせた学習・対策ができるとされています。

Santa TOEFLはこんな方におすすめ
- TOEFL iBTの受験を控えていて、何から勉強すればいいかわからない方
- スピーキング・ライティングを1人で練習する方法を探している方
- ETS公式コンテンツで、本番に近い形式の練習をしたい方
- 受験チケット込みで、学習と受験の準備をまとめて進めたい方
- スキマ時間を使って効率よくスコアを上げたい学生・社会人の方
反対に、海外でTOEFLを受験する予定の方や、講師と直接話しながら学びたい方は、ほかの方法と比べてから選ぶのがおすすめです。
まとめ
Santa(サンタ)TOEFLは、ETS Japanの公式パートナーとして提供されている、AIを活用したTOEFL iBT対策アプリです。ETS公式コンテンツを使った演習、AIによる採点・添削、ETS公式模試21回分に加えて、TOEFL iBTの受験チケット1回分がセットになったプランが用意されています。独学では難しいスピーキングとライティングの練習を、1人で効率よく進めたい方に向いたサービスです。
一方で、3ヶ月ごとの自動更新であることや、受験チケットが日本国内の受験のみに対応していることなど、申し込み前に確認しておきたい点もあります。料金や内容は変わることがあるため、公式サイトで最新のプランを確認したうえで、受験日から逆算して始めてみてください。



