オンライン英会話を毎日受けているのに、なかなか英語力が伸びないと感じている方は少なくありません。そうした方の多くに共通するのが、レッスン前後の予習・復習を行っていないことです。
レッスンを受けっぱなしにせず、予習と復習を加えることで学んだ内容が定着しやすくなると言われています。
この記事では、忙しい社会人でも無理なく続けられる予習・復習のやり方を、具体的な手順とタイムスケジュール付きで紹介します。1日たった30分の追加時間で、レッスンの質が変わってきます。

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予習・復習がなぜ重要なのか
まず、予習と復習がオンライン英会話の効果にどう影響するのかを理解しておきましょう。
予習をする3つのメリット
- レッスン中に考える時間が減る:事前に語彙や表現を確認しておくことで、レッスン中の発話量が格段に増える
- 質問を準備できる:分からない箇所を明確にしておけば、講師に的確な質問ができる
- 自信を持ってレッスンに臨める:「何を話すか」が分かっているだけで心理的な余裕が生まれる
復習をする3つのメリット
- 記憶の定着率が飛躍的に上がる:エビングハウスの忘却曲線によると、復習しないと24時間後には約7割を忘れるとされている
- 弱点が明確になる:レッスンで言えなかった表現を洗い出すことで、次回の学習課題が見える
- 学習の積み重ねが可視化される:復習ノートが蓄積されることで成長を実感できる
予習・復習なしのレッスンは「やっているだけ」になりがち
予習なしでレッスンを受けると、本来アウトプットに使えるはずの時間を「単語を調べる」「文を考える」ことに浪費してしまいます。復習なしだと、レッスンで学んだ表現は翌日にはほぼ忘れてしまい、毎回同じレベルのレッスンを繰り返すことになります。これではレッスン数をこなしても英語力は伸びません。
調べる作業そのものを速くするのも一つの手です。スマホで検索すると通知に気を取られる、という方には、辞書機能に絞られた電子辞書を使う選択肢もあります。


予習のやり方|レッスン前15分でできること
予習は長時間かける必要はありません。レッスン前の15分で以下の手順を行うだけで十分です。
ステップ1:教材に目を通す(5分)
教材レッスンの場合は、使用する教材を事前にざっと読みます。全文を完璧に理解する必要はなく、「どんなトピックか」「どんな流れでレッスンが進むか」を把握するだけでOKです。
ステップ2:分からない単語を調べる(5分)
教材に出てくる知らない単語を3〜5個ピックアップして、意味と発音を確認します。全部調べようとすると時間がかかるので、重要そうな単語に絞ることがポイントです。
ステップ3:話したいことを考える(5分)
教材の質問に対する自分の回答を、簡単な英語でメモしておきます。完璧な文章でなくてもキーワードだけでも構いません。これがあるだけでレッスン中の沈黙を大幅に減らせます。
- 0〜5分:教材の流れを確認
- 5〜10分:知らない単語を3〜5個チェック
- 10〜15分:質問への回答をキーワードでメモ
フリートークの場合の予習法
フリートークを選ぶ場合は、話したいトピックを1つ決めて、そのトピックに関連する単語や表現を5つほど調べておきます。最近のニュースや自分の体験など、話しやすいテーマを事前に選んでおくと安心です。
復習のやり方|レッスン後15分でできること
復習もまた15分で完結させることを目標にします。レッスン直後が最も効果的ですが、当日中であれば問題ありません。
ステップ1:レッスンの振り返り(3分)
レッスンで「言えなかったこと」「新しく学んだこと」「講師に指摘されたこと」を3つの観点で振り返ります。記憶が新しいうちにメモするのがポイントです。
ステップ2:新しい表現をノートに記録(5分)
レッスン中に出てきた新しい表現・語彙・フレーズを復習ノートに記録します。このとき、単語の意味だけでなく「使われた文脈」と「自分で作った例文」もセットで書くと定着率が格段に上がります。ノートの取り方をさらに工夫したい方は、以下の記事も参考になります。



記録用のノートは、あとから隠して確認できる形式にしておくとそのまま暗記に使えます。赤シート付きの単語ノートを復習専用に1冊決めている方もいます。
ノートの書き方の例を紹介します。
| 新しい表現 | 意味 | 使われた文脈 | 自作例文 |
|---|---|---|---|
| I’m into ~ | 〜にハマっている | 趣味の話で講師が使った | I’m into running these days. |
| That makes sense. | なるほど、それは理にかなっている | 自分の説明に対する相づち | Your advice makes sense. |
ステップ3:言えなかった表現を調べる(5分)
レッスン中に日本語では思いついたけど英語にできなかった表現を調べて、英語でどう言えばよかったかをメモします。これが次回のレッスンで使えるフレーズのストックになります。
ステップ4:音読する(2分)
新しく覚えた表現を声に出して3回読み上げます。音読することで視覚・聴覚・口の筋肉すべてを使うため、黙読の何倍も記憶に残りやすくなります。


予習・復習を習慣化するコツ
予習・復習の大切さは分かっていても、続けるのは簡単ではありません。習慣化するためのコツを紹介します。
レッスンの時間とセットで予定に組み込む
レッスンが20:00〜20:25なら、予習は19:45〜20:00、復習は20:25〜20:40というように、レッスンと予習・復習をセットでスケジュールに入れてしまいましょう。「レッスンの一部」として捉えることで習慣化しやすくなります。
15分という区切りを守るには、時間を測る道具があると楽です。学習用のタイマーをセットしておけば、予習が長引いてレッスンに遅れる、といったことも防げます。
完璧を目指さない
予習・復習は「やらないよりやった方がいい」程度の気持ちで取り組むのがコツです。1分だけ教材に目を通す、1つだけ新しい表現をメモする、それだけでも効果は確実にあります。完璧にやろうとすると続かなくなるため、ハードルを極限まで下げましょう。
復習ノートアプリを活用する
Anki、Quizlet、Notionなどのアプリを使えば、復習ノートの管理が楽になります。特にAnkiの間隔反復機能を使えば、忘れかけたタイミングで自動的に復習カードが表示されるため、効率的に記憶を定着させられます。
週1回の「まとめ復習デー」を作る
週末などに30分だけ「今週学んだ表現の総復習」をする時間を作ると、1週間の学習内容が長期記憶に移行しやすくなります。復習ノートを見返しながら、覚えている表現とまだ定着していない表現を仕分ける作業をします。
レッスン中に言われたことをメモしきれず、復習の材料が残らないと感じているなら、Camblyを使ってみるのもひとつの方法です。Private+とProのプランでは、プライベートレッスンが録画され、文字起こしと自動フィードバックが付くので、言えなかった表現や間違えた箇所をあとから見返せます。講師はネイティブです。体験レッスンの条件は時期によって変わるため、詳しい内容は公式サイトで確認できます。



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教材別の予習・復習のポイント
ニュース教材の場合
- 予習:記事を一読して概要を把握する。分からない単語を5つ以内で調べる。記事に対する自分の意見を日本語で考えておく
- 復習:ディスカッション中に使いたかった表現を調べる。記事のサマリーを自分の言葉で英語で書いてみる
文法教材の場合
- 予習:対象の文法項目を日本語の参考書で確認しておく。例文を3つ作っておく
- 復習:レッスンで間違えた文法事項をノートにまとめる。正しい例文を5つ作って音読する
文法項目を日本語で確認するときは、総合英語のような1冊にまとまった参考書があると、該当ページを引くだけで済みます。
ビジネス英語教材の場合
- 予習:ロールプレイのシナリオを読み、自分のパートを事前に音読する。ビジネス特有の表現を確認する
- 復習:ロールプレイで使えなかった表現を調べて追加する。同じシナリオを一人で通して練習する


よくある質問(Q&A)
Q. 予習する時間がないときはどうすればいいですか?
最低限やるべきことは「教材のタイトルとトピックを確認する」だけです。1分あれば可能です。それすらできない場合は、予習なしでレッスンを受けて、復習だけは必ず行うようにしましょう。予習よりも復習の方が記憶定着への効果が大きいため、どちらか片方しかできないなら復習を優先してください。
Q. 復習ノートは紙とデジタルどちらがおすすめですか?
手書きの方が記憶に残りやすいという研究結果がありますが、継続性を重視するならスマホのメモアプリや学習アプリの方が続けやすいです。通勤中に見返せるデジタルノートを作り、週末に紙のノートにまとめ直す「ハイブリッド方式」が理想的ですが、自分が続けやすい方法を選ぶのが一番です。
Q. フリートークの場合の復習はどうすればいいですか?
フリートークの復習では、「言いたかったのに英語にできなかった表現」を3つピックアップして英語に変換する作業が効果的です。また、講師が使っていた自然な表現や言い回しを思い出してメモするのもおすすめです。チャットログが残るサービスなら、ログを見返しながら気になる表現をピックアップしましょう。
Q. 毎日レッスンを受けている場合、復習が追いつきません
毎日レッスンを受けている場合は、「3つだけルール」がおすすめです。各レッスンから新しい表現を3つだけピックアップして記録するだけにとどめます。完璧に復習しようとすると時間が足りなくなるため、最重要な3つに絞ることで持続可能な復習習慣を作れます。実際に毎日続けた場合の成果や変化については、以下の記事の体験談でまとめています。



QQEnglishは、公式サイトで正社員の教師によるレッスンとカランメソッド、2回の体験レッスンが案内されています。予習・復習の進め方と合わせて、体験で使い勝手を確かめてみてください。
まとめ
オンライン英会話の効果を最大化するためには、レッスン前後の予習・復習が欠かせません。予習15分+復習15分の合計30分を毎回のレッスンにプラスするだけで、学習の定着率は飛躍的に向上し、「毎日受けているのに伸びない」という悩みから解放されます。
最初から完璧にやる必要はありません。まずは「教材を5分だけ見る」「新しい表現を1つだけメモする」など、できることから始めてみましょう。小さな習慣の積み重ねが、半年後・1年後の大きな差を生みます。
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