英検S-CBTは、従来の英検と同じ資格として認定されるコンピュータベースの試験です。「1日で4技能すべてを測定できる」「毎週受験できる」という利便性から注目を集めていますが、「従来型とどっちがいいの?」「パソコンで受けるのは不安」と迷っている方も多いでしょう。
この記事では、英検S-CBTの特徴や評判、従来型との具体的な違いをわかりやすく解説します。どちらを選ぶべきかの判断基準もお伝えしますので、受験方式選びの参考にしてください。

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英検S-CBTとは?基本情報
試験の概要
英検S-CBTは、日本英語検定協会が実施するコンピュータベースの英検です。従来型と同じく、合格すれば正式な英検の資格として認定されます。
- 対象級:準1級、2級、準2級、準2級プラス、3級(1級・4級・5級は対象外)
- 試験形式:コンピュータで解答(スピーキングは録音方式)
- 試験時間:1日で4技能すべてを測定
- 実施頻度:原則毎週土日(一部会場では平日も)
- 受験回数:同一検定回(第1回・第2回・第3回)で同じ級を最大3回まで受験可能
従来型英検との資格的な違い
S-CBTで取得した資格は従来型と全く同じ扱いです。従来型と同じ級・英検CSEスコアとして扱われるため、大学入試や就職活動などでも同等に活用できます(利用条件は各大学・企業の要項でご確認ください)。資格のレベルに差はありません。
英検S-CBTと従来型の違いを比較
試験日程と受験機会
従来型英検は年3回(6月・10月・1月)の実施で、不合格だった場合は次の試験まで数ヶ月待つ必要があります。一方、S-CBTは原則毎週土日に実施されており、同一検定回で同じ級を最大3回まで受験が可能です。
試験の進め方
従来型は一次試験(筆記+リスニング)に合格した後、別日に二次試験(面接)を受ける2日間方式です。S-CBTは1日で4技能すべてを受験し、合否が一度に判定されます。
スピーキングの方式
従来型の二次試験は面接官と対面で行いますが、S-CBTではパソコンの画面に表示される問題に対してヘッドセットのマイクに向かって録音する方式です。
マイクに向かって話す形式に慣れておきたい方は、自宅でも同じ姿勢で練習できるようマイク付きヘッドセットを用意しておくと、本番の感覚をつかみやすくなります。
ライティングの方式
S-CBTのライティングは、キーボード入力(タイピング)または手書き(解答用紙)を選択できます。タイピングに慣れている方はキーボード入力のほうが速く、修正も楽です。


英検S-CBTのメリット
1. 受験機会がとても多い
毎週受験チャンスがあるため、「不合格になったらすぐ再挑戦できる」のが最大のメリットです。従来型だと年3回しかチャンスがありませんが、S-CBTなら短期間で複数回受験できます。
2. 1日で試験が完結する
一次・二次と2日間に分けて受験する必要がなく、仕事や学校の都合がつけやすいのも魅力です。合否結果も一度に出るため、スケジュール管理がシンプルになります。
3. リスニングがヘッドフォンで聴ける
会場のスピーカー音響に左右されず、クリアな音声で聴けるのは大きなメリットです。周囲の受験者の物音が気にならない環境で集中できます。
4. スピーキングの緊張感が少ない
面接官の表情や反応を気にせず、マイクに向かって話すだけなので、対人コミュニケーションに不安がある方にとってはプレッシャーが軽減されます。
英検S-CBTのデメリット
1. パソコン操作に慣れが必要
画面上で問題を読み、マウスやキーボードで解答するため、パソコン操作に不慣れな方は実力を発揮しにくい可能性があります。
2. タイピング力がライティングに影響する
キーボード入力を選択した場合、タイピングスピードが遅いと思考に追いつかず、時間をロスすることがあります。ただし、手書き方式を選ぶことも可能です。
3. 受験料がやや高い
S-CBTの受験料は従来型よりもやや高く設定されています。複数回受験する場合はコストがかさむ点は注意が必要です。
4. 会場・席数が限られる
パソコンが1人1台必要なため、従来型に比べて受験可能人数が限られます。人気の日程や会場はすぐに満席になることもあるため、早めの申し込みが推奨されます。


英検S-CBTの評判・口コミ
評価されやすい点
- 毎週受験できるので、不合格でもすぐに再挑戦しやすい
- ヘッドセットで聞くため、リスニングに集中しやすい
- 面接官がいないので、スピーキングの緊張が和らぎやすい
- 1日で完結するので、仕事や学校の予定を調整しやすい
注意が必要な点
- 画面で長文を読むのが紙より疲れると感じる人もいる
- 機械に向かって話す形式に違和感を持つ人もいる
- タイピングが遅いとライティングの時間が足りなくなることがある
- 人気の会場は埋まりやすいので早めの予約が必要
画面で長文を読む疲れが気になる方は、普段の学習から目の負担を減らす工夫をしておくのも一つの手です。ブルーライトカットのメガネも、パソコン学習が長くなる方の選択肢のひとつです。
どちらを選ぶべき?判断基準
S-CBTが向いている人
- 受験機会を増やしたい人
- パソコン操作に慣れている人
- 面接で緊張しやすい人
- 短期間で合格したい社会人・大学生
従来型が向いている人
- 紙の問題用紙で解きたい人
- 面接官との対話が得意な人
- 受験料を抑えたい人
- パソコン操作に自信がない人
迷った場合は「まずS-CBTを受けてみる」のがおすすめです。合格できればラッキーですし、不合格でも本番の雰囲気がわかった状態で再挑戦できます。2級を目指す社会人の勉強の進め方は、以下の記事で解説しています。



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S-CBT受験前の準備ポイント
- 操作練習:英検公式サイトで公開されている「S-CBT体験版」を事前に試しておく
- タイピング練習:キーボード入力を選ぶなら、英文タイピングの速度を上げておく
- 録音スピーキング練習:スマホの録音アプリで自分の声を録音し、聞き直す練習をする
- 早めの予約:希望の日程・会場が埋まる前に、早めに申し込みを済ませる
操作の慣れと並行して、出題形式そのものへの対策も必要です。級ごとの予想問題ドリルで一通り解いておくと、当日に迷う場面を減らせます。
録音式のスピーキングに向けて、実際に人と英語で受け答えする練習も積んでおきたいなら、Kimini英会話を使ってみるのもひとつの方法です。英検合格コースや英検二次試験対策コースがあり、公式サイトでは英検5級から準1級まで二次試験を含めた対策ができるとされています。レッスンは1回25分で、毎日6〜24時の間に受講でき、無料体験の用意もあります(期間やキャンペーン内容は時期により変わります)。詳しい内容は公式サイトで確認できます。



S-CBTの受験当日の流れ
当日の流れを事前に把握しておくと緊張を軽減できます。
入場と受付
受験票に記載された集合時間までに会場へ到着し、受付を済ませます。持ち物や本人確認書類については、申込前に公式サイトの「試験当日の携行品」で確認してください。
試験の実施順序
- スピーキング(約15分):ヘッドセット装着、録音方式で解答
- リスニング(約25分):ヘッドフォンで音声を聞き画面上で解答
- リーディング(級による):画面上の長文を読み解答を選択
- ライティング(級による):申込時に選んだ方式(キーボード入力または手書き)で解答
従来型と大きく異なるのはスピーキングが最初に来る点です。緊張しやすい方は事前に声出し練習をしてから臨むとよいでしょう。
よくある質問(Q&A)
Q. S-CBTで取得した英検は大学入試で使えますか?
従来型と同じ級・スコアとして扱われるため、大学入試の英語外部検定利用にも活用できます。ただし、利用できる方式は大学ごとに異なるため、志望校の募集要項で確認してください。
Q. S-CBTのスピーキングは従来型より難しいですか?
問題の難易度は同じです。ただし録音方式のため、面接官とのやりとりがない分、人によって向き不向きがあります。緊張しやすい人にはS-CBTが向いています。
Q. ライティングはキーボードと手書き、どちらがおすすめ?
英文タイピングが速い人はキーボード入力がおすすめです。修正が簡単で文字数カウントもしやすいメリットがあります。タイピングに自信がなければ手書きを選びましょう。
Q. 同じ期間に従来型とS-CBTの両方を受けられますか?
受けられます。従来型で年3回、S-CBTで各検定回に同じ級を最大3回まで受験でき、受験機会を増やせます。
Q. 結果はいつわかりますか?
受験者マイページで確認できます。公開時期は公式サイトの成績公開日一覧に掲載されています。大学入試で利用する場合は出願締切から逆算してスケジュールを組みましょう。
受験料の比較
S-CBTと従来型の受験料を比較すると、S-CBTのほうがやや高く設定されています。ただし、1日で完結するため交通費や時間コストを含めて考えると、トータルではS-CBTのほうが経済的な場合もあります。特に遠方の会場まで2日間通う必要がある従来型と比べると、S-CBTは1回の来場で済む点がメリットです。複数回受験する場合はコストがかさむので、予算に合わせて計画を立てましょう。
会場情報や空き状況は英検公式サイトの会場検索で確認できますので、早めに確認して計画的に受験しましょう。
まとめ
英検S-CBTは、従来型と同等の資格が取れるうえに受験機会がとても多い、便利な試験形式です。1日で完結する手軽さと、毎週受験できる柔軟性は、特に忙しい社会人や短期間で資格取得を目指す方にとって大きなメリットになります。
パソコン操作への慣れやタイピングスキルなど、事前準備が必要な面もありますが、体験版での練習を積めば十分対応可能です。自分のスタイルに合った受験方式を選んで、効率的に英検合格を目指しましょう。


よくある質問(Q&A)
Q. S-CBTは従来型より簡単(または難しい)ですか?
問題の難易度は従来型と同等に設定されています。ただし、パソコン操作やタイピングに不慣れな場合はライティングで不利になる可能性があるため、事前にキーボード入力の練習をしておくことをおすすめします。逆にタイピングが得意な方は書き直しが楽な分、有利に感じることもあります。
Q. 同じ検定期間に従来型とS-CBTの両方を受けられますか?
はい、可能です。従来型は各検定回に1回、S-CBTは各検定回に同じ級を最大3回まで受験できるため、受験機会を大きく増やせます。短期間で合格を目指したい場合は併用するのも一つの方法です。
参考リンク:英検S-CBTとは?従来型との違い(Best Teacher)
参考リンク:英検S-CBTと従来型の徹底比較(BERKELEY HOUSE)
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